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□朝青龍激怒の2敗目!差し違え「おかしい」[スポーツニッポン]
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050721&a=20050721-00000017-spn-spo
朝青龍激怒の2敗目!差し違え「おかしい」
2005年7月21日(木) 6時4分 スポーツニッポン
朝青龍が微妙な一番で怒りの2敗目を喫した。今場所好調の黒海と激突。強烈な突きに後退しながらも反撃に転じ、土俵際で前のめりに倒れながら相手を押し出した。軍配は朝青龍に上がったが物言い。協議の結果、軍配差し違えで黒海の勝ちとなった。金星を献上した朝青龍は納得がいかず、支度部屋でも審判団への怒りをぶちまけた。これで2敗に朝青龍、琴欧州、若の里の3人が並び、魁皇ら4人が3敗で追走する展開となった。
朝青龍は見ていた。じっと見ていた。前のめりに倒れながら顔を左に向けて黒海の足の位置を凝視する。自分の体が落ちるのが早そうだと感じると、エビ反りの体勢で両腕をぐいっと背中側に引き寄せる驚異的な粘りを発揮した。
しかし、白星は黒海のものとなった。朝青龍は吹き荒れる座布団の中をぶ然とした表情で引き揚げる。早々と風呂を済ませると、眉間(みけん)にしわを寄せたまま支度部屋に戻ってきた。「おかしいよ。オレは(相手を)見て落ちてたんだから。悪くても同体だよ。オレは手をつかないでアゴから落ちてんだよ」と一気にまくしたてた。
琴欧州戦と同様に右から張っていったスキを突かれた。黒海のもろ手突きを胸に受けて後退。土俵際で左に動いて圧力をずらすと、相手の引きに乗じて一気に突っ込んだ。黒海の右足は徳俵の上に残っていたが、微妙な体勢であったことも確か。観客の「もう一丁」コールの中、三保ケ関審判長(元大関・増位山)は「黒海の足が残っているか」をビデオで確認して判断した。
再び東欧勢に苦杯をなめた朝青龍。しかし「負けは負けだ」と笑みさえ浮かべた琴欧州戦と雰囲気は正反対。「そりゃ違うよ。納得いかないよ、こんな相撲じゃあ!」と裁定への不満をぶちまけ、はらわたが煮えくり返った様子で「ちくしょう!もっと稽古して、また来場所つぶしてやる」と黒海への逆襲を誓った。
連勝が止まっても1日で単独トップに返り咲き、盤石と思われた5連覇への道のり。思わぬ黒星に「ええや、もう」と言って会場を後にしたが、最後まで爆発寸前の怒気をはらんだままだった。
[ 7月21日 6時4分 更新 ]