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□<バレー>元全日本監督の米田さん 地域で支えるチームを [毎日新聞]
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<バレー>元全日本監督の米田さん 地域で支えるチームを
2005年7月20日(水) 14時28分 毎日新聞
バレーボールの元全日本女子監督、米田一典さん(55)が指揮を執る女子バレーのクラブチームが今年4月、高松市に発足した。米田さんはVリーグの名門・日立の監督時代にリストラによる廃部を経験し、企業スポーツの限界を痛感。地域密着型のクラブでVリーグ昇格を目指し、第一関門となる22日開幕の全日本6人制実業団優勝大会(福島県郡山市)=毎日新聞社主催=に挑む。
米田さんは01年5月、約13年間も監督を務めた日立が廃部になり「企業が丸抱えするスポーツは限界。地域全体で支える仕組みが必要」と実感した。03年9月、知人の協力を得て香川県にバレーのNPO(非営利組織)「J―HOTバレーボール連盟」を発足させた。米田さんの熱血指導が評判を呼び、加盟チームは当初の6チームから、小学生からママさんまで約100チームに拡大した。
地道な活動が実を結び、地元の要望を受けて誕生したチームは「四国Eighty8Queen」(通称エイティエイツ)。四国霊場八十八カ所や無限の可能性を示す「∞」のマークなどにちなんだ。
選手は04年11月のトライアウトで選ばれた元Vリーグ選手や地元の高校出身者ら18〜29歳の8人。イトーヨーカドー(廃部)などでプレーした松崎聖子さん(25)は腰椎分離滑り症に悩まされ一時はバレーを断念。04年8月に手術を受けて復活し「これが最後のチャンス」と意欲を見せる。選手の雇用先企業は残業の免除など勤務条件で配慮する。70社以上から金銭面の支援も受け、年間約4500万円の活動資金にあてた。
練習は午後6時半から2時間半。練習場所は曜日ごとに転々とし、環境は厳しいが、6月17〜19日には大津市でVリーグの東レと合同練習を実施した。
全日本実業団大会は上位に入れば地域リーグ(3部)参戦へ道が開け、最短で07年度シーズンにVリーグ昇格を果たせる。米田さんは「この1年でV1まで昇格したい。市民の皆さんとVリーグ入りの夢を共有できるチームを作りたい」と夢を膨らませている。【井沢真】
[ 7月20日 14時28分 更新 ]