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□高見盛、平幕勝ち越し一番乗り!残ったV圏 [サンケイスポーツ]
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高見盛、平幕勝ち越し一番乗り!残ったV圏
2005年7月20日(水) 8時3分 サンケイスポーツ
名古屋場所10日目(19日、愛知県体育館)。人気者の平幕高見盛(29)が豊桜(31)をはたき込みで破って、平幕での勝ち越し一番乗りを果たした。横綱朝青龍(24)は平幕北勝力(27)を下して優勝争い単独トップの1敗をキープ。1差で追うのは高見盛と小結琴欧州(22)、平幕若の里(28)の3人。混戦を抜け出せば、“ロボコップ”の平幕優勝だって夢ではない。
ひっくり返りそうになるほど胸を張って、高見盛が西の花道を引き揚げた。これまで3連敗の豊桜の激しい突き押しを、土俵際で弓なりになって残すと逆襲に転じてはたき込み、4日目に十文字に張り手を食って目をさましてから6連勝。うれしい給金直しだ。
10日目の勝ち越しは、平成15年初場所以来。夢の平幕優勝もうっすらと見えはじめた。久々に存在感を見せつける快進撃に、「うれしいス。負け覚悟で、ガムシャラにいっただけだけど、豊桜には幕内で初めて勝ったし」と細い目を、さらに細めた。勝負がついた後、相手をもう一度はたこうとしたのは、高見盛らしいご愛嬌。「変に興奮していてわからなかった」。
これで、名古屋場所はデビュー以来、7年連続負け越し知らずだ。「ただ夏が好きなだけ」と高見盛。だが、“名古屋の親父”と慕う愛知学院大法学部の黒神聡教授(63)は「高見盛には“名古屋で生き返った”という強い思いがあるからでしょう」と話した。
入幕2場所目の12年秋場所3日目、若の里戦で右ひざじん帯を痛めた後、師匠東関親方(元関脇高見山)と懇意にしていた黒神教授が、名古屋近郊の日進市の自宅に高見盛をひきとった。約3カ月、夫人の紀子さん(60)の運転で近くの大学病院にリハビリに通った。夫妻の献身的な世話で立ち直ったのだ。
12日目の21日夜には名古屋市内で紀子さんの還暦祝いが開かれ、高見盛も駆けつける。黒神教授は「うれしい報告が聞けます」と声を弾ませていた。
[ 7月20日 8時3分 更新 ]