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07/13 20:44 キルギス駐留軍倍増へ ロシア、米軍をけん制
【モスクワ13日共同】ロシア空軍のミハイロフ総司令官は十三
日、ロシア通信に対し、キルギスのカント空軍基地の駐留人員を倍
増させる方針を明らかにした。キルギス駐留の米軍をけん制、不安
定化の兆しがある中央アジアで軍事プレゼンスを強化する。
十日のキルギス大統領選挙で当選したバキエフ氏は、米軍の駐留
目的であるアフガニスタンのテロ組織掃討が収束傾向にあることを
理由に、米軍の早期撤退を要請。ロシアは、これを機に部隊を増強
する思惑とみられる。
首都ビシケク近郊のカント基地には現在、スホイ27戦闘機や輸
送機、人員約五百人が展開。約千六百人の米軍マナス基地に対抗し
て、千人規模への増強を想定しているもようだ。
マナス基地とカント基地の距離は約三十キロで、カント基地には
、米軍の動向を監視する役割もある。駐留部隊は、ロシアやキルギ
スなどで構成する独立国家共同体(CIS)集団安全保障条約の緊
急展開部隊としても活動する。
キルギスは、隣国ウズベキスタン東部で発生した大規模な反政府
暴動が、イスラム過激派が潜伏する自国南部に及ぶ事態を警戒。ロ
シアの軍事支援拡大を打診していた。
20050713 2044
[2005-07-13-20:44]