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ロシア 新平和条約案提案せず
ロシアのラブロフ外相は、11月に予定されているプーチン大統領の日本訪問に関連し、ロシア側としては「新たな平和条約案は提案しない」と述べて、北方領土問題で4島の帰属の確認を求める日本側に譲歩を促しました。
ロシアのラブロフ外相は、ロシア外務省の施設を一般公開した14日、ロシアの有力紙の読者との面会に応じ、ロシアの外交政策について説明しました。この中で、11月に予定されているプーチン大統領の訪日について「ロシア側から新たな平和条約に関する提案を準備していない。日ロ行動計画でも経済関係の発展させる中で領土問題も交渉するとされている」と述べました。ロシア側はプーチン大統領やラブロフ外相が、平和条約締結後の歯舞・色丹の2島返還を定めた1956年の日ソ共同宣言に基く領土問題解決を度々示唆しています。このため、14日のラブロフ外相の発言は、今回の訪問だけで領土問題の解決は難しいとしつつ、日本側に対して4島の日本帰属を求める原則的な立場ではなく、新たな譲歩案を出すように促したものと見られます。またラブロフ外相は、「訪日の際には両国の貿易経済関係を全面的に発展させる提案が準備されている」と述べて、ロシア側としては日本との経済関係の発展を重視する姿勢を改めて示しました。
07/15 07:36
http://www.nhk.or.jp/news/2005/07/15/d20050715000041.html