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アスベストで374人が死亡
工場などで使われたアスベストによって、全国27の企業で、374人の従業員が、がんやじん肺で死亡していたことが経済産業省のまとめでわかりました。
アスベストを扱っていた工場の従業員が、がんやじん肺で亡くなっていたことが相次いで明らかになっていることから、経済産業省は、業界団体を通じて、これを扱っている企業89社に従業員や周辺住民への健康被害について報告を求めました。その結果、アスベストによる健康被害があったと回答をしたのは、27の企業で、がんやじん肺のため、あわせて374人の従業員などが亡くなっていました。また、88人が現在も療養しており、アスベストによる健康被害は、合わせて29社で、462人に上ります。このうち最も多かったのは、東京に本社のある断熱材メーカー「ニチアス」で、合わせて165人に健康被害があり、このうち141人が死亡しています。また工場周辺の住民については、大手機械メーカー、クボタの兵庫県尼崎市にあった工場の周辺住民5人が健康被害を訴えているほかには、被害の報告はなかったということです。一方、工場の従業員の家族についても一部で健康被害が指摘されていることから経済産業省は、さらに調査を継続することにしています。この問題については、厚生労働省も過去にアスベスト製品を製造していた全国の300余りの事業所に対し、今月中にも立ち入り調査を始めて、被害の実態調査を進めるとともに、環境省も専門家による委員会を作って工場周辺の環境に与えた影響について検討することにしています。
07/15 12:34
http://www.nhk.or.jp/news/2005/07/15/d20050715000097.html