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□ダーツ協会の負債5億5千万、死亡の元会長が手形乱発 [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000206-yom-soci
ダーツ協会の負債5億5千万、死亡の元会長が手形乱発
ダーツの振興を目的に設立された文部科学省所管の公益法人「日本ダーツ協会」(群馬県藤岡市、篠崎憲文会長)が、総額約5億5000万円に上る負債を抱え、極端な債務超過に陥っていることが15日、分かった。
前々会長(死亡)が自分の事業に絡んで手形を乱発したためだが、前会長も刑事事件に関与して昨年5月に逮捕されるなど、協会運営は混乱続き。税制上の優遇措置も受けている公益法人のずさんな運営実態が、また一つ明るみに出た。
文科省や同協会によると、前々会長の女性は会長在任期間の1989年から96年にかけて、ダーツ用品を含む雑貨の輸入販売業に絡み、協会名義で裏書きした手形を乱発。協会は総額約5億5000万円の負債を抱えることになった。
こうした実態は96年に協会内部で表面化し、新しく就任した前会長の女性ら当時の役員が、前々会長の刑事告訴なども検討した。しかし、前々会長がすでに自己破産していたため、告訴を見送り、最終的に前会長が私費を投じて手形を回収した。前々会長は、その後に死亡。手形は今も前会長が保有している。
ところが昨年5月、前会長が協会とは無関係の競売入札妨害事件で群馬県警に逮捕され、同年12月には前橋地裁で執行猶予付きの有罪判決(確定)を受けた。
協会は昨年6月、再び新たな会長を選任。前会長に債権放棄を求めるなどの対策を協議しているが、協会の資産は約3700万円しかなく、大幅な債務超過の状態が続いている。
(読売新聞) - 7月15日14時43分更新