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(回答先: 大分や広島、愛媛で震度5弱…転倒などで7人が軽傷 読売 投稿者 倉田佳典 日時 2006 年 6 月 12 日 08:54:32)
大分など震度5弱 早朝グラッ生活直撃
団地や病院、エレベーター止まる
「家の柱にしがみついた」「思わず娘を抱きしめた」。週明けの12日早朝、九州から中国・四国地方を揺らした地震。大きな被害はなかったが、死者2人を出した平成13年の芸予地震を思いだしたという人も。震度5弱を記録した広島、愛媛、大分などではJRのダイヤが乱れたり、マンションのエレベーターが停止したりして、市民生活に影響が出た。
≪対策本部を設置≫
愛媛県内では、JR予讃線が伊予西条−宇和島間で一時運転を見合わせ、早朝の松山駅は運転再開を待つ学生や会社員らであふれた。
愛媛県今治市の専門学校に通う松山市の女性(20)は「家の中の物が落ちたりはしなかったが、びっくりして起きた」。別の松山市の女性は「ガラスがガタガタと音がして、怖かった」と話した。
愛媛県砥部町の無職、福井音春さん(81)は「お遍路で高知県に行こうと思ったが、予定が狂った。芸予地震以来の大きな地震だが、自宅に大きな被害はなかった」と話した。
同県では、県営新川団地(伊予市)などで給水管が壊れて水漏れしたほか、公営の10団地でエレベーターが停止。県庁や県立中央病院など県の6施設でもエレベーターが一時停止した。今治市波止浜の馴合川では、石積みの護岸(高さ約5メートル)が幅7〜8メートルにわたって崩落していた。
また、第6管区海上保安本部(広島市)の航空機が、佐田岬半島の三崎港(伊方町)付近から南東の沖合に向けて海面が幅約50メートル、長さ約100メートルにわたって白濁しているのを発見。地元漁協は「以前にも見たことがある」と説明しており、宇和島海上保安部で地震との関連や白濁の原因を調べる。
四国地方整備局(高松市)では地震直後に災害対策本部を設置。四国内の道路、河川、ダム、港湾について点検作業に追われた。
≪階段下りて出勤≫
「食事中だったが、びっくりして家の柱に抱きつき、揺れが収まるのを待った」。広島市安佐南区の会社員、福本博子さん(66)はこう話した。同市中区のマンションでは安全装置の作動でエレベーターが止まり、住民が階段を使って出勤する姿も。会社員の男性(52)は「13階から歩いて下りた。朝から疲れた」。
広島県では大規模地震の際の初動体制のマニュアルに従い、職員約100人が地震発生から1時間以内に徒歩やバイク、自転車などで県庁に参集。県内の自治体や消防などと連絡を取り、被害情報の確認に追われた。
JR広島駅(広島市南区)では、足止めになった通勤客らが駅員に電車の発車時刻を問い合わせる姿がみられた。
広島市中区の僧侶、永井英慈さん(40)は「揺れた瞬間に芸予地震を思いだした。3歳の娘を抱えて物が落ちてこないかどうか、とっさに身構えた」。
廿日市市の妹(56)方に来ていたという大阪市の地方公務員、仲井トモエさん(58)は「2階で寝ていたが、跳び起きて『地震だっ』と叫びながら階段を駆けおりた。家中の戸を開けて逃げ道を確保した」と興奮気味だった。
≪棚から商品落下≫
震度5弱の地震に見舞われた大分県佐伯市。コンビニの商品が棚から落ち、競り前の魚市場にはどよめきが起きた。
同市の魚市場では、競り開始を前に、7、8隻の船が魚を陸揚げしているときに地震が起きた。市場には50人ほどがおり、市場従業員の高橋幸男さん(33)は「大きな横揺れが1分ぐらい続いた。みんなびっくりして『おー』と声を上げた」と話した。市場に大きな混乱はなかったという。
同市の南海病院では、驚いた入院患者数人が病室の外へと出てきて、エレベーターも一時自動停止した。
当直中だった事務員、古本三千男さん(56)は「ガツンときてガタガタと揺れた」。大きな被害はなく、診察などは通常通り行われた。
「ローソン佐伯長島店」では、マニキュアなど化粧品類が棚から落ちた。店長の今村有志さん(47)は「ちょうど商品の入荷作業中だった。揺れの時間が長かった」と話していた。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/13nat001.htm