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(回答先: ジャワ島地震3000人死亡 州都南方M6.3 家屋、大半が全半壊 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 28 日 06:36:44)
総合面】2006年05月28日(日曜日)付
ジャワ地震、死者3000人に M6.3、20万人が家失う
【ジョクジャカルタ(インドネシア・ジャワ島中部)=柴田直治】インドネシア・ジャワ島中部で27日発生した地震による死者は、AP通信によると少なくとも3068人にのぼった。数千人が負傷しており、死者数はまだ増える可能性がある。国際赤十字は約20万人が家を失ったとみており、インドネシアのユドヨノ大統領は捜索・救難のため軍の派遣を命じる一方、閣僚らとともに現地入りした。
病院が満員となり、赤十字の野営テントの周辺では、夜になってもけが人らが寝かされて手当てを待っていた=27日、ジョクジャカルタで
インドネシア・ジャワ島沖地震の震源
●あふれる負傷者、子が友が「絶望」
大地震の被災地、ジョクジャカルタに27日夜、記者は入った。人口約46万の市内のあちこちで家屋が倒壊、停電が続き、信号も消えたままだ。がれきの下の生存者を救い出そうと、車のヘッドライトを頼りに懸命に作業が続いていた。
市中心部のバテスダ病院には、千人近い死傷者が運び込まれた。同日午後8時(日本時間同10時)までに98人が息を引き取った。
4階建て病院のロビーや待合室にも患者が横たわり、足の踏み場もない。時折、患者の泣き叫ぶ声が廊下に響く。床には血のりがべったりつき、地震で壊れた病院の備品や資材はそのまま放置されている。病院の外にはテントが張られ、軽傷の患者たちが身を横たえていた。
被害が最大の市南部バントゥル地区の雑貨店主ワルノさん(52)の姉宅からは3人の遺体が運び出されたが、子ども1人が埋まったままだ。「もう何の音もしない。絶望だろう。ほかにも友人が埋まったままだが、救助はやってこない。人の手でがれきをどけるのは無理だ」と肩を落とした。
崩れ落ちてきた屋根で負傷した義理の姉を運んできた同地区のスギヤトさん(35)は「近所の知人15人が死んだ」と悲しんだ。
市南部のカバラタン地区に住むブディさん(31)は「下から突き上げるような揺れに襲われ、天井が落ちてきた。近くの家はみな倒壊した。老人たちは中に閉じこめられたままだ」と話した。
倒壊家屋の多くは、ジャワ島に多い瓦ぶきだった。多くの人が余震による倒壊を恐れ、屋外で寝ている。市南部は全体で停電が続き、明かりがないため、たき火でしのいでいる人も多い。
◇
在ジャカルタ日本総領事館によると、ジョクジャカルタ特別州には日本人91人が居留、このうち85人の無事を確認した。日本外務省海外邦人安全課によると、同州内に住む30代後半の邦人女性が、落下物で頭部に軽傷を負ったとの情報も寄せられている。
米地質調査所は地震の規模をマグニチュード(M)6・2から6・3に修正した。
http://www.asahi.com/paper/front.html