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2006.05.13
Web posted at: 20:19 JST
- CNN/AP
ジャカルタ――インドネシアのジャワ島中部にある活火山メラピ山(標高2914メートル)の監視センターは13日、噴火が差し迫っている兆候があるとして、4段階ある警戒度を最高段階に引き上げた。今年4月に、上から2番目に引き上げていた。
同山はここ数週間、山頂の火口近くから溶岩を流出するなど、噴火の予兆活動が高まっていた。警戒度の最高段階への引き上げは、溶岩の流出量測定などに基づいている。監視センターによると、同山では13日、振動を27回観測。火山灰の噴出は14回記録したという。溶岩は、火口から山腹へ長さ約1500メートルにわたって流れ出ているのが確認された。
警戒度が最高段階になったことで、同山周辺の住民退避の強制が可能になった。地方行政当局は13日、避難命令を出した。山腹に近い数百人は既に避難を終えたが、農家など一部の周辺住民は拒否していた、という。影響を受ける住民総数は3万人以上ともされる。当局は戸別訪問など実施、避難を促す。
国連の緊急援助調整官室は、噴火した場合、最大8万人の住民が自宅などを失う恐れがあると推定している。
メラピ山は古都ジョクジャカルタから北へ約30キロ離れた地域にある。1994年にも噴火、60人が死亡している。1930年の噴火では約1300人が死亡している。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200605130008.html