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(回答先: 大型サイクロンで負傷者 豪北東部(共同通信)・・・アッラーのお怒りだ(なんてね) 投稿者 rand 日時 2006 年 3 月 21 日 08:55:26)
救援の遅滞に不満、略奪報道も 豪州サイクロン被災
2006.03.23
Web posted at: 17:04 JST
- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200603220021.html
(写真:豪州のサイクロン被害で、壊滅状態のバナナの生産地域)
オーストラリア・イニスフェイル――オーストラリア北東部に3月20日上陸した熱帯暴風雨(サイクロン)の「ラリー」で直撃を受けたクイーンズランド州イニスフェイル町や周辺地域では、降雨が依然続き、電気、水道などのライフライン復旧のめどが立たない状況に直面している。22日ごろからは、遅滞する救援活動に被災者の不満が高まり、州政府幹部らが弁明に追われた。
支援物資を積んだトラックは被災地近くに到着したものの、道路が寸断され、作業が進展していない。地元テレビ、ラジオは23日、同町で略奪行為が発生したと伝えたが、警察当局はこれを確認していない。
別のサイクロンもクイーンズランド州沿岸に迫り、被害がさらに拡大する恐れが出ていたが、23日までに進路を西から南へ変え、上陸の可能性が減じた。現在は、ケアンズから東部沖約800キロの海上に位置している。
ラリー襲来では、死亡者の報告はなかったが、イニスフェイル内で23日、車両の中で死亡している62歳男性の遺体を発見した。サイクロンとの関係は不明で、自然死との情報もある。ラリーではこのほか、複数の負傷者が出ている。
建物や農作物への被害は甚大で、7億5000万米ドル(約880億円)に達するとの推計もある。
ハワード首相は22日にイニスフェイルを視察、数百万豪州ドル規模の復旧支援策を発表した。農家、中小企業向けの低金利融資、被災地の清掃資金などから成っている。追加支援策も検討する用意を示した。また、米政府からの支援の申し出に謝意を表した。
イニスフェイルでは、一晩に約150ミリの降雨量を記録、同地域の30%の家屋が屋根などを飛ばされたという。家を失った住民の推定7000人は、軍が配った防水シートを利用している。幹線道路が冠水し、発電機などの救援物資の搬送が滞っている。
同地域は、豪州国内で流通するバナナの80%を生産しているが、壊滅状態になっているという。シドニー市内のスーパーなどでは、入荷の見通しが立っていないとの張り紙が出された。サトウキビの栽培地もおよそ10%が破壊されたという。
イニスフェイルはシドニーから北へ1900キロ離れている。