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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000010-khk-toh
津軽地方の厳しい冬を体感する青森県五所川原市金木町の「地吹雪体験ツアー」の参加者が、今年は激減している。例年の4分の1程度で、特に初日を迎える21日の申し込みはたったの5人(19日現在)。山形県庄内町のJR羽越線特急転覆事故や日本海側の記録的な豪雪で、地吹雪へのマイナスイメージが生まれ、キャンセルが相次いだためだ。主催者は「安全だとPRしているが…」と弱り果てている。
今年で19回目となる「地吹雪体験ツアー」。この冬は、昨年11月に募集を始めた。ツアーを主催する市民グループ「津軽地吹雪会」によると、出足は順調で、例年並みに全国各地から申し込みがあった。だが、羽越線の転覆事故現場が地吹雪の常襲地帯だったことから、事故発生以後、参加辞退者が増え始めた。
これに追い打ちをかけたのが、秋田県や新潟県をはじめとする記録的な豪雪。連日、雪による被害のニュースが流れ、「地吹雪は恐ろしい」「大雪のため、交通がストップしてしまうのではないか」という理由で、参加を見合わせる人が相次いでいるという。
ツアーは例年、1月下旬から2月中旬にかけて実施され、400人前後の参加があるが、今年は19日現在で95人。初日は、長崎県や岐阜県などから5人だけという異常事態となった。
津軽地吹雪会の角田周代表(52)は「首都圏の女性からのキャンセルが多い。来年にしようという方もいるようだ。こんなことは初めてで中止も考えたが、楽しみにしている方もおり、決行することにした」と話す。
今年は、2月12日までの週末を中心に計10回開催。もんぺと角巻き、かんじき姿で、雪原ウオークと馬ソリ体験を行い、青森の郷土料理「じゃっぱ汁」を味わう。
参加料は2800円。申込先は津軽地吹雪会0173(52)2012。
(河北新報) - 1月20日7時6分更新