★阿修羅♪ > 自然災害13 > 460.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 宮城と岩手で震度4…震源は宮城県沖、M6・2(読売新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 12 月 17 日 12:30:43)
17日午前3時32分ごろ、岩手県沿岸南部、宮城県北部で起きた地震で、気象庁の震度計が正しく伝達されず、実際には震度4と最大だった岩手県大船渡市のデータが、震度1と発表されるトラブルが起こった。
気象庁によると、異常があったのは大船渡市大船渡町と、同じく震度4だった気仙沼市赤岩(宮城)、震度3の17地点、震度2だった11地点の計30か所。このうち26か所で実際より震度が小さく公表され、4地点は発表すらされなかった。震度伝達の仕組みは、まず東北地方の85地点に設置された震度計が揺れを感知。データはいったん仙台管区気象台に集められ、その後、気象庁に送られるという流れ。だが、今回は気象台と気象庁を結ぶ通信回線に障害が発生したという。
今回の地震は午前3時32分ごろ発生。同庁は37分と44分に各地の震度を発表。だが、地震直後のデータ送信が正常に行われなかったため、大船渡では地震1分後の数値が反映されて震度が“激減”してしまった。同庁では「一時的な障害で現在は正常に戻っている。過去にこれだけ多くの震度データにかかわるトラブルは初めて」と説明した。
だが、「今回は震度4だったからよかったようなものの…」と警鐘をならすのは、防災アドバイザー・山村武彦氏。第一報を誤ると、対応に関する中央政府の初動や救援態勢の規模などにも影響を与えてしまうという。「新潟県中越地震でも、情報が発信できなかった旧山古志村で救援が遅れた。情報のミスが全体の流れを変えてしまうことがある」と話した。
◆震度観測情報 気象庁が自治体や防災機関などに速報する震度を計測するために使っている震度計は、全国に約3800か所。うち気象庁の設置分は約600か所で、残りは自治体や研究機関などが設置している。気象庁は、地震発生後約2分で、都道府県を地域に分けて震度3以上を速報、約5分で市町村などに分けて震度3以上、約10分で震度1以上の地点をすべて発表する。計測データはいったん各地の気象台に集められ、気象庁に送られ発表される。
2005年12月18日08時15分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1561979/detail