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震度予測に計算ミス見つかる 地震調査委員会
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511090352.html
2005年11月10日
政府の地震調査委員会は、03年6月にまとめた宮城県沖地震の震度予測に計算ミスがあり、再計算して12月に新たな結果を報告すると、9日、発表した。各地の震度がどの程度変わるか、現時点では不明という。
震度予測は、想定の震源域から、各地点に到達するまで、地下の構造によってどれだけ地震波が減衰・増幅されるかを計算して求める。地下構造は数百メートル程度の浅い地盤と、それより深い構造の二つに分けて、影響を計算する。03年6月にまとめた計算では、2種類の震源を想定したが、そのうち一つで、深い地下構造の影響が南北逆転した形で使用されていた。
8月の宮城県沖の地震の後、東北電力が震度予測を見直した際に疑問をもち、震度予測の計算をした防災科学技術研究所に問い合わせて計算ミスが見つかった。同研究所は再計算を始めており、計算結果は12月14日の地震調査委員会で審議して発表の予定。
「専門的な計算なので、調査委員会のチェック機能に限界があった。申し訳ない。今後はミスがないよう努力する」と津村建四朗・委員長は話した。
同調査委員会は、マグニチュード(M)7.5前後の宮城県沖地震が今後30年以内に発生する確率は99%として、想定される地震について震度予測をまとめていた。