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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000301-yom-sociより引用
パキスタン地震などの地殻変動、M8級の頻発期に
パキスタン大地震や昨年末のインドネシア・スマトラ島沖地震を引き起こした「インド・オーストラリアプレート」という巨大な岩板の地殻活動が、1997年以降、マグニチュード(M)8級の巨大地震を頻繁に起こす「活動期」に入っている可能性が高いことが、石川有三・気象庁精密地震観測室長の分析で明らかになった。
パキスタンやインド、中国、インドネシアなどの国々は同プレートとユーラシア大陸のプレートがぶつかり合う境界に近く、地殻にひずみが蓄積してしばしば大地震が起きる。石川室長は両プレート境界付近の過去の地震活動を分析するため、米地質調査所などの観測データを活用。1850年以降の155年間にM7・5以上の大地震が頻発した活動期を調べた。
その結果、この地域では活動期と静穏期を繰り返していることが判明。1889年から26年間と、1928年から25年間はともに、M7・5〜8・5の地震が20回近く発生する活動期だった。その後の44年間は、同規模の地震がわずか2回だけになったが、97年以降の9年間は、沈黙を破るように既に9回も起きた。
石川室長は「スマトラ島の南西沖には長期間、地震がほとんど起きていない『空白域』があり、3度目となる巨大地震にも警戒が必要だ」と話している。
(読売新聞) - 10月16日3時8分更新