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□ハリケーンの名前はどうやってつける? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1433886/detail
ハリケーンの名前はどうやってつける?
米南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」、続いて上陸した「リタ」。ともに女性の名前だがハリケーンの名前は何を基準に決められているのか。
「台風の命名にはリスト方式と番号方式があります。北大西洋に発生するハリケーンの名前リストは有名ですが、日本では番号方式が一般的ですね」(気象庁)
リスト方式ではあらかじめ決められている名前を発生した台風に順次あてはめていく。アメリカのハリケーンは、「アレックス」「ボニー」「コリン」といったアルファベット順の人名リストが6パターンあり、1年ごとに1セットを使う。Q、U、X、Y、Zの5文字は使用しないため、21種類の名前で1セット。ハリケーンが多発してその年の名前リストを使い果たしてしまった場合は、ギリシャ文字のα、β、γを使うという。
6パターンを一巡したら1セット目に戻るため、基本的には6年ごとに同じ名前のハリケーンが来ることになるが、甚大な被害をもたらしたハリケーンの名前はリストから“引退”するそうで、今後「カトリーナ」は使われない可能性が高い。
もともとはアメリカの海軍関係者がハリケーンにガールフレンドや妻の名前をつけていたことから、女性名が使われるようになった。しかし男女同権に反するということで、1979年以降は男性名と女性名が交互にリストアップされていて、過去には「アンドリュー」「フロイド」など男性名のハリケーンが大きな被害をもたらした例もある。
リスト方式は個別の台風を覚えやすいという利点があるため、アジア・太平洋地域の14カ国で構成する「台風委員会」でも台風のアジア名リストを作り、2000年から加盟各国で使われている。
「加盟国がそれぞれ10個ずつ提案した計140の名前を順番に使っています。2005年9月の台風17号でリストが一巡したため、18号はリストの最初に戻って『ダムレイ』(カンボジア語で象の意)でした」(気象庁)
もちろん日本も台風委員会の加盟国だが、リスト方式はなかなか普及しないようだ。
【2005年10月8日掲載】
2005年10月11日10時00分