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http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050924/K2005092302170.html
ハリケーン「リタ」が接近する米国で、「カトリーナ」来襲の際に決壊したニューオーリンズ市の堤防から23日、再び水が市内に流入し始めた。堤防に欠陥があったとの指摘も相次いでおり、街が再度洪水に襲われるのでは、との不安が出てきている。
今回流入しているのは、カトリーナの際に洪水で大きな被害を受けた市内の「第9地区」。この時決壊した堤防は陸軍工兵隊が応急の修復をした。今回リタ来襲に伴う降雨への不安が持ち上がり、同隊が補強を急いでいた。
カトリーナに襲われた際、同市では6カ所で堤防が決壊して濁流が流れ込み、市内の8割の地域が水没した。
一方、米メディアではここ数日「堤防に設計上の欠陥」などと堤防の強度を疑問視する記事が大きく取り上げられている。
ワシントン・ポストによると、陸軍工兵隊は決壊の原因を「ハリケーンの勢力があまりに強く、異常な高潮が発生し、堤防を乗り越えて壊れた」とみる。しかし、ルイジアナ州立大のコンピューター解析によると、決壊は高潮が乗り越えたためでなく、設計上の欠陥や不適切な工事など複数の要因が重なったためという。同大のイボール・バンヘーデン准教授は「高潮は決して堤防を越えなかった」と同紙に語った。
設計上の欠陥にあげられているのが、鉄板の基礎の上にコンクリート板を乗せた堤防の構造だ。ニューヨーク・タイムズによると、この構造は高さ2.1メートルを超えると強度が不足するにもかかわらず、決壊個所の多くは高さが3.3メートルあったという。