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(回答先: ハリケーン・リタが再びニューオリンズを襲撃する可能性が高まってきた! 市民に再び、避難命令!(ABC ニュース) 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 9 月 20 日 09:19:49)
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/0920/007.htmlより引用
新たなハリケーン上陸の可能性、住民帰還計画を中止
2005年09月20日10時46分
ハリケーン「カトリーナ」の来襲から3週間がたった米ルイジアナ州ニューオーリンズで19日朝、市の計画に沿って一部市民が自宅に戻り始めた。高速道路は午前中から帰宅する住民たちで渋滞したが、午後になって帰還計画は中止された。家に戻った住民は21日までに再び退去する。熱帯低気圧が接近しているためだが、インフラ復旧が遅れていることも背景にある。
住民の一部が帰還したのは冠水被害が少なかったアルジェズ地区。市の中心部を貫く高速道路は早朝から寝具や飲料水、庭の肥料などを積んだ車で渋滞し、市内に入るには2時間待ちの状態が続いた。
同地区は電線がところどころ垂れ下がり、機能しない信号もある。家庭のトイレが使えない場合に備え、道ばたに簡易トイレが置いてある。冷蔵庫を捨てている家が目立ち、ゴミ回収車が倒木などを回収していた。
ネーギン市長は、帰還計画を中止した理由として、フロリダ州に接近している熱帯低気圧「リタ」がハリケーンになり、ルイジアナに上陸する可能性を指摘した。すでに災害復旧などを担う連邦緊急事態管理庁(FEMA)幹部やブッシュ大統領は、帰還について「時期尚早ではないか」との発言をしていただけに、熱帯低気圧を表向きの理由にしたとの見方もある。
市の再興を優先したい市長に対し、FEMAは衛生、安全面から難色を示していた。同地区は被害が比較的軽かったが、電気は全面復旧しておらず、再開した病院も少ない。決壊した堤防は陸軍工兵部隊が応急措置をしただけで、大雨が降れば再び決壊しかねないという。
19日にはブッシュ大統領も帰還計画に懸念を表明。市長はFEMA幹部と会談し、計画の中止を発表した。帰還した住民は21日までに再退去する見通しだ。
同市は19日のアルジェズ地区を皮切りに、中心部の商業地、市街地北部のアップタウン、観光地のフレンチクオーターを対象に帰還を促す計画を発表していた。人口約48万5000人のうち最大18万2000人が戻り、市再建への強いはずみにする狙いだった。