★阿修羅♪ > IT8 > 825.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ソフトバンク、ボーダフォン買収へ1兆2800億円調達【朝日】
http://www.asahi.com/business/update/0404/145.html
2006年04月04日22時02分
ソフトバンクは4日、携帯電話国内第3位のボーダフォン日本法人の買収に伴う資金調達計画を発表した。ドイツ銀行やみずほコーポレート銀行など国内外の7金融機関を共同主幹事として、約1兆2800億円を借り入れる。ソフトバンクは同日、ボーダフォン日本法人に対する株式公開買い付け(TOB)を開始。国内で過去最大の企業合併・買収(M&A)が始まった。
ソフトバンクによる資金調達の流れ
ソフトバンクなどによると、共同主幹事となる7金融機関のうち、ドイツ銀行とみずほコーポレート銀行は2000億円規模、米シティバンク、同ゴールドマン・サックス証券、三井住友銀行、仏カリヨン銀行、独ウエストエルビー銀行はそれぞれ1000億円規模を貸し出すという。買収対象企業の資産を担保にするレバレッジド・バイアウト(LBO)という手法を使うものでは、国内では過去最大になる。
当初の借入期間は半年から1年以内で、金利や手数料を含めた調達コストは年3%。その後、共同主幹事となっている金融機関を軸に、5年前後の長期借り入れに切り替えるという。幹事銀行が地域金融機関から協調融資を募ることなども想定される。
主幹事団に参加する金融機関の関係者は「携帯電話事業の収益が担保になっているので、番号持ち運び制で大きな打撃を受けない限り、リスクは小さい」と説明する。
通信事業分野のアナリストは「LBOとしては低金利で巨額の資金を借り入れることができたようだ。ボーダフォンの再生計画に説得力があったのだろう」としている。
ボーダフォン日本法人を対象とするTOBの買い付け価格は、1株31万3456円で総額約1兆7000億円。24日の期限までに、英ボーダフォングループが保有する97.7%分の株式をはじめ、全株式の取得を目指す。