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http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/15/d20060315000006.html
全日空によりますと、去年11月、羽田空港や中部国際空港、それに関西空港など国内の30の空港の全日空が利用している職員通用口や管理棟などに入るためのパスワードの一覧表が流出していると国土交通省から指摘がありました。
調査した結果、全日空の大阪乗務センターに所属する54歳のパイロットがこの一覧表を自宅のパソコンに保存し、インターネットでさまざまな情報をやりとりするソフトの「Winny」を使っていたところ、コンピューターウイルスに感染して流出したことがわかりました。
流出した一覧表は去年7月に作られたものですが、変更されずにそのまま使われていたパスワードもあり、なかには金属探知器などのチェックを受けずに搭乗ゲートに入ることができる通用口の情報も含まれていました。
このため全日空は緊急にパスワードの変更を行ったということです。
これについて全日空は、「パスワードを入力する入口に近づくには途中で社員証などの提示が必要なため、外部の人間が近づくことは難しいとは思ったが、念のためにパスワードを変更した。
情報管理には今後、万全を期したい」と話しています。