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米グーグル、政府によるネット検索情報開示要求を拒否
米司法省が米グーグルに対し、
個人の検索情報などの提供を求めていることが
明らかになった。18日にはグーグルに
情報提供を命じるようカリフォルニア州の
サンノゼ連邦地裁に訴えを起こした。
ネット上の有害情報を規制する法律の有効性を
示す材料にするためだが、グーグルは
「利用者のプライバシーを侵害する」として
要求を拒否。
政府とグーグルは真っ向から対立している。
米政府はポルノなどから子供を守る手段として
「青少年オンライン保護法」を制定したが、
米連邦最高裁が2004年に表現の自由に
抵触すると違憲判決を出し、修正などを求めている。
このため米政府は改めて同法の有効性を示すため、
有害情報の実態をつかむ目的で昨年、
グーグルに同社のネット検索サービスの
利用記録などの提供を要求。しかしグーグルは
「利用者のプライバシーを侵害し
企業秘密も流出する」と拒否し続けている。
(シリコンバレー=村山恵一) (00:16)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060120AT2M2000O20012006.html