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子供にとってインターネットは危険、9割以上の成人が回答
ほとんどすべての人は、インターネットが子供たちにとって危険なものだと考えていることが、最近の調査で明らかになった。
セキュリティ製品を手がける Zone Labs は29日、先ごろ実施したインターネットの危険性に関する意識調査を発表した。同調査は、オンライン調査会社の Harris Interactive に委託し、米国に住む18才以上の成人男女2322人を対象に行なったものだ。調査によると、消費者の94%はインターネットが子供たちにとって危険なものと回答したという。
回答者にとって最大の懸念事項は、子供たちが小児愛者と接触することだ。実際の犯罪行為に及ぶ小児愛者が、チャットルームに出入りすることを最大の脅威と挙げた回答者は61%に上った。さらに16%の回答者は、ポルノ画像サイトも危険性があると答えた。
ほかにも同調査では、フィッシング詐欺やコンピュータ ウイルス、スパイウェアについても尋ねている。
調査によると、消費者たちは、スパイウェアや個人情報の盗難などの危険は、子供たちに及ばないと思っていることが分かった。フィッシング詐欺が、子供たちにとって最大の脅威と答えたのはわずか8%だった。同じく子供にとっての脅威として、スパイウェアが最大の脅威とした回答者はたった3%で、ウイルスが最も危険と答えたのは4%だった。
もちろんこれらは、クレジットカードを持ち、信用経済の中で暮らしている成人にとって危険なものだ。にもかかわらず、ファイヤーウォールソフトウェアをインストールしている回答者は50%に過ぎず、様々なインターネットの脅威からパソコンを守るために、セキュリティスィートを完全にインストールしている回答者は、23%に留まった。ファイヤーウォール ソフトウェアやセキュリティ スイートは、Zone Labs および親会社の Check Point Software (NASDAQ:CHKP) が手がけている製品だ。
インターネットの危険性について消費者の啓蒙を図るため、Zone Labs は新しいポータルサイトを開設した。同サイトでは無料リソースとして、『How to Protect your Family Online (オンラインで自分の家族を守る方法)』という文書をダウンロードできる。また、Zone Labs が以前から無料配布しているパーソナルファイヤーウォール『ZoneAlarm』や、同社の製品案内ページに対するリンクも掲載している。
Zone Labs のゼネラル マネージャ Laura Yecies 氏によると、同社は子供を危険から守るためには、テクノロジと親による適切な監督が不可欠とのメッセージを広めていきたいという。「コンピュータを守るための合理的な手だてや、子供たちに付き添うという基本的な親のあり方、そして子供らを適切に監督すること、といった基本的な行動をとらねばならない」と、 Yecies 氏は語った。
http://japan.internet.com/webtech/20050930/10.html