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リズムや、ジャーナリストがブログで情報を発信することがもっと盛んになれば、既存メディアもうかうかできません。
アメリカのようにジャーナリズム性を持つ影響力のある個人ブログが出てくるのか、今後の日本のブログの動向に関心があります。
ブログが面白いのは、人柄が出るんですね。企業ブログも出始めましたが、誠実な血の通うコミュニケーションをしないと、むしろマイナスイメージが広がります。口コミ効果を狙って、仕掛けてうまくやろうとしても、見透かされ、見抜かれます。
「ネットは新聞を殺すのか」の出版から2年ですね
若い人は、インターネットから情報を得ています。新聞を読まない人はネットのニュースを重宝しています。ニュースはネットとテレビで十分と思うようになっていますね。若者を中心とした新聞離れは確実に進行しています。
しかし、ネットがすぐに新聞にとって代わって、「新聞を殺す」とは思いません。心情的にも新聞に死んで欲しくない。プロの編集を残してもらいたいと思います。
ネットには、仲間内の狭いコミュニケーションに埋没するという危険があります。自分の好きなものや狭い興味に深入りしてしまうのです。新聞には、さまざまなニュースが集まっていて、一覧できます。いろいろなジャンルの情報を得るのに便利だし、ニュースの大きさの編集判断が入っています。また、新聞には調査報道や政治報道という「強み」を持っています。新聞は情報の信頼度が高い。だから、たとえいまの部数を維持できなくても、生き残る方法を考えるべきです。
新聞紙面には限りがあるので、「詳しい内容はネットに」という新聞とサイトの連携はいまもあります。しかし逆に、ネット先行で「詳細は新聞で」という形で、定期購読者以外にも新聞を読んでもらう方法があっていいと思います。そうした新聞とネットの共存は可能だと思います。
ネットと新聞は、うまくやっていけるということでしょうか
実は、インターネットのニュースで新聞離れが進む以上に、新聞社にとって大きな影響を受けるかもしれないことがあります。それは広告です。企業のイメージ広告は新聞向きですが、率直に言いますと、企業は「新聞広告は製品の購入につながるのか」と、不安に感じています。製品広告はネットのほうが効果が大きいと思います。ネット広告はラジオ広告を上回り、広告全体の3%だという調査がありましたが、すぐに30%になってもおかしくない