| Tweet |
税金13億6千万円のムダ遣い
小田原駅のぺデストリアンデッキ（利用者はバスの乗降客だけ）
13億6千万円のムダ――。1時間の歩行者はたったの十数人だけ。今年3月に
完成した小田原駅東口バスターミナル広場に架けられたペデストリアンデッ
キ（立体歩行者路の人工地盤）の利用者数だ。建設時から、バス乗降客だけ
が使う中途半端な架け橋として、悪評高かったペデストリアンデッキだった
が、完成後は、利用者数少数に加え危険な道路横断者を誘発する橋としてま
すますその存在が疑問視されている。市民の間からは、早く本来あるべき姿
である橋の延長を望む声が高まっている。
小田原駅を中心とした周辺整備は、駅舎改築と東西自由通路（アークロード）
西口広場整備、駅ビルが完成、東口広場へのペデストリアンデッキを駅２階
部分からバスターミナルを跨いだ正面の箱根登山ベルジュ側と、駅から右側
の旧丸井ビル前の歩道につなげる計画だった。
なるほど、橋が延長されていれば、錦通りや市民会館方面へ向かう人たちは、
駅から迂回せず直線で行けるのだから便利になる。これが橋の持つ機能性だ
ろうと誰もが考えるが―。
ところが、「人の流れが変わってしまう」と、駅周辺のみやげ物店が猛反対。
市の計画は、腰砕けとなり、駅前に架かる橋はとうとうバスターミナルに
降りるだけの中途半端な姿となってしまった。
本紙が、平日の午前１１時半から１時間にわたってペデストリアンデッキの
歩行者数を調べたところ、利用者はわずか十数人。５分に１人の割合だった。
しかも、ペデストリアンデッキを利用せず、バス乗り場からベルジュ側や駅
へ車道を横断する危険な歩行者の姿が何人も見られる始末。橋は危険な横断
も誘発していることが分かった。
ペデストリアンデッキは、延べ床面積約８００平方メートル。幅員約８メート
ルで長さは約２３メートル。総事業費は、１３億６０００万円（国半額補助）
もかかっている。
大金を投じて、市民にとってとても機能的とは思えない構造物をつくってしま
ったことに対して、「橋の延長工事の計画があるのか」など、市の考えを聞い
た。
市広域交流拠点整備課では、「橋の延長が理想です。今のところ延長計画は
ありませんが、将来はバスターミナルを跨いで各歩道につなげたい」と話して
いたが、分かっているなら、当初からやるべきだ。
http://www1.ocn.ne.jp/~sinsei-n/gyouji/odwr-eki-PD.htm（一部のみ掲載）
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。