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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200604120026.html
幕末を駆け抜け、ともに一八六七(慶応三)年に亡くなった長州藩の高杉晋作と土佐藩の坂本龍馬の生涯を、遺品などでたどる企画展「晋作と龍馬」が二十二日から、萩市の萩博物館で開かれる。亡くなる前年、最後に会った二人が、百四十年ぶりに「再会」する。
高杉家から資料寄託を受けて晋作資料室を備える同館が、萩を訪れて志士と交流を深め、人気の高い龍馬と、二人に絞った初の展示を企画した。
同館によると、二人が会った明確な記録は二回。一八六五(慶応元)年暮れ、下関に滞在した龍馬は護身用ピストルを晋作から譲り受けた。六六年の四境戦争は、関門海峡の晋作のもとに、龍馬は蒸気船で駆け付け、ともに戦った。
今回、龍馬が四境戦争を描いた「長幕海戦図」(坂本家蔵)、襲撃され亡くなった部屋の掛け軸、びょうぶ(京都国立博物館所蔵)など三十三点を県内で初めて披露。晋作の産着、書簡などと合わせ二人の約八十点を展示する。
一坂太郎特別学芸員は「エネルギッシュに生きた二人に触れてほしい」と鑑賞を呼び掛ける。
六月十八日まで。五月二十二日までの前期と、翌日からの後期に分けて、展示替えする。萩博物館Tel0838(25)6447。(西山文男)