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阿修羅の画像UP板を余り使って限られたスペースを費消するのも申し訳ないので、今回はできる限り他人のお写真を拝借して「播磨路 無くて七変」をやってみよう。
水に巨石が浮いている、っていうのは生石(オオシコ)神社の「浮き石」のこと。日本三奇(あるいは三大奇岩)の一つになっているらしい。あとの二つは生石神社の「いわれ」にも書いてある。三大奇岩については説が色々あるが、間違いなしに面白いのが一つある。それを先に紹介しておこう。
◆写真右の奇岩は日本三大奇岩である珍宝岩(ちんぽうがん)別称「男岩」 高さ:12m、直径:4m
福岡県八女郡黒木町笠原の霊巌寺にあるそうだ。
先に珍宝岩を紹介したので、本題の「浮き石」のインパクトが薄らいだかもしれないが、いよいよ本題に移ろう。写真は入り江表具店【慶美堂】さんのHPから拝借(http://www.eonet.ne.jp/~keibidou/index.html)。
まずいわれから。
いよいよ社殿をくぐって「浮き石」を拝観してみよう。
どうだい、水に浮いているように見えるかい?
見えるわけがないだって。そりゃまぁ、そうだろう。浮くわけがないから。
もう一度「いわれ」を見てほしい。
「浮く」は石工の用いる言葉で、岩にひびが入ること、つまり割れ目のできることを意味するそうだ。なるほどね。
何を感心している。本当に浮いていると思ったじゃないか、って。ごめんなさい。
ところで、生石神社がどこにあるのか言い忘れていた。
これも人様のHPから拝借しておこう。
一乗寺(投稿者註:加西市法華山)の伝説に出てくる米俵が落ちた地を訪れるため、JR宝殿駅で列車を降りました。そうしたら、駅に「石の宝殿 南西1.7」と案内が出ていました。「石の宝殿」は、前からその存在は知っていましたが、なかなか行く機会がなかった「行ってみたい場所」のひとつでした。こんなに近くまで来ておいて、寄らないわけにはいきません。まず「米塚」を訪ね、それから「石の宝殿」へと向かいました。
「石の宝殿」は、生石(おうしこ)神社という名前の神社のご神体になっています。謎の巨石建造物です。持ち歩いているデジカメでは、全体を写すことができないので、神社のパンフレットの写真を使いました。パンフレットによれば、高さ5.7、横幅6.4、奥行7.2だそうです。
三方を岩壁に囲まれた大きな直方体ですが、
下が掘り込まれていて、池の中に浮いているように見える。
側面に(たぶん上面にも)溝が掘られている。
背面には「寄棟造」の屋根を横にしたような三角形の突起がある。
前面は他の面に比べて凹凸があるが、元はきちんと整形されて平らだったものが、崩落したか削り取られたものと思われる。
というような特徴があります。
『播磨風土記』や『万葉集』にも記述がありますが、要するに文字で記される歴史が始まった頃にはすでにそこにあり、いつ、誰が、何のために造ったものなのか分らないものだったのです。
http://www.geocities.jp/noharakamemushi/Koshaji/Sonota/Houden.html から抜粋。