★阿修羅♪ > 地域9 > 426.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
4月8日(土)、「関西おでかけパス」を使って大和路を訪ね、桜満開の「山辺の道」を歩いてきた。通常はJRの天理―桜井間の山沿いの道・約16`を「山辺の道」としているが、正確には天理以北―春日の三笠山付近までも含めて「山辺の道」と言うらしい。
風が強くて、黄砂で煙るあいにくの天気だったが、楽しいウォーキングだった。
天理教本部の諸施設を抜けて石上神社に入ると「山辺の道」のコース標示がはじめて現れる。
途中、永久寺というパラドックシカルな名前の廃寺があったり、日本の原風景のような沿道風景が続いたりする中、見頃の桜を楽しんだ。コースには古墳と桜、竹林がむやみに多く、丘があれば古墳かなと思ってしまうほど。古墳も果樹園だったり墓地だったり、野菜畑だったりして、すっかり都市郊外の農村風景にとけ込んでいる。風の強い日には竹同士がこすれる音と葉のさわさわ鳴る音が混ざって、これまた独特の響きである。
コース中ほどに、伝崇神天皇陵と伝景行天皇陵という2つの巨大古墳がある。宮内省は勝手に崇神と景行の墓としているが、これはまことに怪しい。専門家に公開してきちんと考証すべき事柄だ。また人民の共有財産を占有して、立ち入り禁止にしているのも納得できないところである。いつかきっと忍び込んでキャンプしてやろう。
本来はJRの桜井駅まで行くべきだが、駅まで市街地をかなりの距離歩かねばならないので、三輪の大神神社から一駅手前のJR三輪駅に出た。