★阿修羅♪ > 地域9 > 425.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2006.4.8(その2)
森田実の言わねばならぬ[25]
地方の立場から「日本」を見よう!
景気回復の大合唱のカゲで地方は泣いている――北海道在住の高齢の主婦からの手紙
「上善は水の若(ごと)し」(老子)
[最上の善は水のようなものである。水は万物に偉大な恵みを与える。人々が嫌がる低湿の地を居処(すみか)とする。政治は地方を大切にすべきである]
地方を大切にしない政治は悪い政治である。
小泉政治は、ブッシュ大統領のための政治、アメリカのための政治である。
日本で小泉政治の恩恵を受けているのは、大企業、東京(と一部の大都会)、強者・勝者だけであり、中小零細企業と地方と弱者・敗者は切り捨てられてしまっている。
マスコミは東京だけしか見ていない。マスコミは地方を無視している。マスコミにぶら下がっているだけのポピュリズム政治家も、地方をないがしろにしている。
最近、同年齢の友人の妹さん(北海道在住の主婦)からいただいた手紙には、こう書かれている。われわれはこの声に謙虚に耳を傾けなければならない。
《兄からは折に触れ先生の書かれたもの、「政治日誌」などのコピーを送ってもらいまして、私のような市井の片隅の主婦でも先生のその感性豊かで研ぎ澄まされたご意見、政治への鋭い凝視など共感するもの多々あり、一つずつ知識をいただいております。
日経平均株価が上昇したとか、大手企業軒並み業績アップとか、ゆるやかに景気回復とか…、そんな話はここ北海道に居住する者にとっては縁ほど遠いことで、加えて我が家のような老年者夫婦には医療費自己負担増、介護保険料アップ、税金申告の際の老年者特別控除の廃止など、痛みばかりの日常です。
首相の掲げる「改革」は、着目点を見誤っているような、そして情けないことにブッシューへの阿諛追従ばかりで、「ノー」と言えない日本が延々と続いているようです。アメリカがくしゃみをしても、日本は風邪をひかない力を有しているはずですが。頻発する犯罪の要因の一つに、歪曲して光明の見えない施政があると思うのです。
長々と書いて参りましたが、蟷螂の斧の繰り言でしょうか…。先生、どうぞ、信念の赴くままにさらなるご活躍をなされますよう、期待申し上げております。》
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02575.HTML