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http://www.janjan.jp/photo-msg/0603/0603060380/1.php から転載。
東京都千代田区の北の丸公園で、河津桜が咲き始めました=写真。今年は例年にない寒さで、北の丸公園でも開花が10日ほど遅れています。
伊豆半島の静岡県河津町の河津川沿いの桜並木は有名で、春に先駆けて菜の花とともに咲く河津桜の開花は毎年、春をつげるニュースになります。今年は、3月に入ってからは満開を迎えたそうです。
河津桜は早咲きのオオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交雑種と見られ、1955年に同地の山中で発見さたそうです。河津観光協会の話では、その原木は、いまも地元の飯田さん宅の庭先で健在だそうです。
傘を広げたような樹形で、樹皮が紫褐色をしているのが特徴です。開花すると花弁の縁がやや濃いので、全体が紅色がかって見えます。大島桜はヤマザクラの変種で無毛の若葉と、寒緋桜から紅色の花色とともに、花柄が下向きになる性質を受け継いでいます。若葉はやわらかく、毛がないので桜餅によさそうです。
なお、ソメイヨシノ(染井吉野)は大島桜とエドヒガン(江戸彼岸)の交雑種として江戸時代に作られてから、挿し木で全国にひろまり、いまや日本の桜の大部分をしめています。河津桜が散って半月ほどすれば、ソメイヨシノの花便りが聞かれるようになり春本番を迎えます。
関連サイト:
矢山禎昭のデジタル歳時記 植物・花日記
伊豆 河津桜まつり情報局
(矢山禎昭)