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神戸では、震災に乗じて、大企業が悪事の限りを尽くしている。
紙の爆弾・昨年の分にも載っていたが、被災者の復興住宅が立ち並ぶ、東部新都心・通称HAT神戸にはいくつものスキャンダルがある。
ここは、神戸製鋼、川崎製鉄の工場跡地を、神戸市、兵庫県が買い取って、被災者用に住宅にした…と言うと、美談に聞こえるが、実際、この土地は工場の跡地で、土地が金属汚染されていることが懸念されていたが、前述の、紙の爆弾の記事によると、元社員が、金属を捨てたと証言している。つまり、汚染の噂は本当だったのである。
さらに、この土地は、本来港湾用地で、二束三文の価値しかない。だから、神戸市、兵庫県は、被災者のためと言うなら、安く買い叩くべきであった。ところが、この土地を、住宅用地に用途変更して、通常の数倍の価格で買っている。言葉を変えると、神戸市、兵庫県は、神戸製鋼、川崎製鉄に、「公的支援」を行っているのだ。
阪神・淡路大震災で、公的支援は出来ないと、国も、自治体も、バカの一つ覚えのように言っていた。だが、こういう、大企業には堂々と公的支援をしているのだ。
公的支援は出来ないと言い続けた「痴色人」、もとい(笑)「知識人」はこのことをどう思うのか、聞かせてほしい。