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http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060115&j=0029&k=200601157281
【江別】公立はこだて未来大の川嶋稔夫(としお)教授と学生らのチームが、デジタルカメラで撮影した画像を合成し、函館市街の十三ギガピクセル(百三十億画素)の超精細パノラマ写真を完成させた。国立オランダ応用科学研究所の二・五ギガピクセルを上回る世界新記録という。札幌学院大(江別市)で十四日、画像が一般公開された。地域をまるごと記録するデジタルアーカイブ(書庫)として、地域の歴史を保存する手段に活用できそうだ。
川嶋教授が指導している情報アーキテクチャ学科の学生十一人が、昨春からチームを作り、函館山から市街の風景を超望遠レンズの千二百四十万画素デジタルカメラで約三千カ所を撮影。画像を並べてつなぎ合わせ、十二月下旬に完成させた。
十三ギガピクセルの画素数を通常のプリンターで印刷すると、幅五メートル、長さ十七メートルの大きさになるぐらいの画像データという。画像の倍率も調整できる。
パソコンのインターネット上にある函館市街全景の画像を拡大すると、撮影地から約二キロ離れた函館駅を歩く背広姿の通勤客や、約四キロ先の五稜郭タワーの窓の一枚一枚まで判別することができる。
一般公開には、情報技術者や市民ら約七十人が参加し、「学校での地域教育に活用できる」などの意見が出た。川嶋教授は「現在の撮影画像は将来、歴史になる。デジタル保存することで、インターネットなどを通じて多くの人が学び、知ることができる」と話している。
パノラマ写真は今月中にも、同大のホームページで公開される予定だ。アドレスは、http://www.fun.ac.jp/
<写真:函館市街のパノラマ写真の全景(上)の見たい場所をクリックすると、五稜郭タワー(中)や函館駅を歩く会社員の姿も分かる(下)>
http://www.hokkaido-np.co.jp/Photo/20060115.200601157281.jpg