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(回答先: 「投入堂」の写真 投稿者 シジミ 日時 2006 年 1 月 13 日 23:25:00)
第165号(2002.03.26)「とっとり豆知識」より
http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/165_2.htm
●「三仏寺投入堂」と「不動院岩屋堂」
先週の土曜日、23日付けの毎日新聞朝刊に、三仏寺投入堂(さんぶつ
じ・なげいれどう)の写真を全面にあしらった鳥取県の広告を掲載しまし
た。全国通しの紙面ですので、ご覧になった方もあると思います。
投入堂は、鳥取県中部の三朝町、世界有数のラジウム泉で名高い三朝温
泉から、さらにバスで20分ほど入った三徳山(みとくさん)の中腹にあ
るお堂です。ふもとにある三仏寺の奥の院で、国宝建築。断崖絶壁の岩窟
に、あたかも投げ入れられたかのように建っていますので、いつしか「投
入堂」と呼ばれるようになりました。
「鳥取の宝」であり、「日本の宝」である投入堂については、この雑学
本舗でも、三徳山登山レポート(第11号)、炎の祭典(第125号)、
年輪年代法という科学のメスにより、神社本殿形式でわが国最古の建築で
あると証明されたこと(第126号)などをご紹介しましたが、投入堂の
魅力を語るには、写真家・故土門拳氏の言葉を借りるのが一番でしょう。
----日本第一の建築は? と問われたら、三仏寺投入堂をあげるに躊
躇(ちゅうちょ)しないであろう。----
土門拳氏はその晩年、山男たちに不自由な体を担ぎ上げられながら、投
入堂の撮影に執念を燃やしました。古寺巡礼をライフワークとし、奈良、
京都をはじめ、数々の名建築を撮り続けてきた氏をして、「投入堂のよう
な軽快優美な日本的な美しさは、ついに三仏寺投入堂以外には求められな
かった」と言わしめたのです。
さて、鳥取県内には、投入堂のほかにも、岩窟に建てられたお堂がもう
一つあります。鳥取県東部の山間地、兵庫、岡山と県境を接する若桜町
(わかさちょう)にある「不動院岩屋堂(ふどういんいわやどう)」がそ
れです。
言い伝えによれば806年の草創で、その10数年後には七堂伽藍(が
らん)が完成し、久しく栄えていたが、1581(天正9)年、羽柴秀吉
の鳥取城攻めの際に焼