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しんぶん赤旗からhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-13/2005111315_02_2.htmlより引用
2005年11月13日(日)「しんぶん赤旗」
古代の「赤米」入り おもちついたよ
茨城・実穀小
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「自分たちが作ったお米だからおいしい」。古代米の「赤米」を使ったもちつき交流会が十二日、茨城県阿見町の実穀小学校(長沼繁代校長)でおこなわれました。
同小の五、六年生がおばあちゃんや先生の介添えできねをつき、お母さんがきな粉もちや大根おろしモチに。地域でできた野菜が入ったけんちん汁といっしょにほおばりました。
赤米は、同町の上長地区にある「うら谷津」といわれる谷津田の水田でとれたものです。里山にはさまれた谷津田は水源となり生き物が豊富。しかし道路も狭く大型農機具が使えず、真っ先に減反の対象になります。うら谷津もシノダケや雑草が生え放題でした。
そんな谷津田を復活しようと、本紙「定点報告・農業の四季」の筆者の飯野良治さんと茨城大学農学部の学生が中心となり再生プロジェクトを二年前にスタート。復活した水田を利用してもらおうと、実穀小によびかけました。同小は今年から総合学習の時間をあて、田植え、赤米の稲穂や田んぼの生態観察会、稲刈りをしてきました。
交流会は子どもたちの父母や祖父母、茨城大学学生ら約二百人が参加しました。六年担任の小島靖子教諭は「稲刈りでは『昔はたいへんだったんだ』と作文でも書いています。生き物の観察、地域の人たちに教えられ成長できればと思う」と話していました。