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2005年10月14日16時30分
大阪市が外郭団体に貸し付けた資金のうち、市医療事業振興協会への約27億円、大阪キャッスルホテルへの約11億円、大阪港スポーツアイランドへの約8億円の計約46億円の大半が回収困難となっていることが14日、明らかになった。大阪市は9月末、主な外郭団体を3割削減する見直し案を公表。この3団体はいずれも統廃合の対象となっており、どこまで債権を回収できるかが課題となる。
市医療事業振興協会は88年、大阪市中央区で介護老人保健施設「おとしより健康センター」を建設した際、市から27億2500万円を5年据え置き25年返済の条件で借り入れた。しかし、ベッドが50床と小規模で利益が出ず、市に返済延期を申し入れて認められ、これまで全く返済をしていない状況が続いている。
市は施設の売却で融資の一部を回収する方針だが、「収益が見込めず、売却先を見つけるのに難航しそうだ」といい、ほぼ全額が回収できないこともありうると見ている。
キャッスルホテルは大阪市中央区の京阪天満橋駅ビルの一部を借りて67年に開業。内装費などで市から11億円を借りている。外郭団体見直しで営業権を民間に譲渡する方針で、融資金の全額回収は困難になっている。
大阪港スポーツアイランドは人工島の舞洲で市立野球場などの管理をしてきた。簿価で約6億円のテニスコートを保有しており、売却益を市への借金返済に充てる方針だが、どこまで回収できるかは「売却価格次第」となっている。
http://www.asahi.com/politics/update/1014/005.html