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奈良県高取町の観覚寺遺跡で見つかった石組み池跡。6世紀に造られ、石組み池としては最古。奥が暖房施設オンドルを備え付けた大壁建物跡。手前の大きな穴は掘っ立て柱建物の柱穴(14日午前)(時事通信社)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000100-jij-soci
奈良県高取町教育委員会は14日、同町の観覚寺遺跡で、6世紀に築造されたとみられる石組みの長方形の池跡(東西5メートル、南北4メートル)を発見したと発表した。7世紀には飛鳥京などの庭園に石組みの池が造られるが、6世紀の石組み池はこれまで見つかっていなかった。
池のすぐ東からは大壁建物に備え付けられた暖房施設のオンドルも見つかった。大壁建物は四方を壁で囲まれた建物で、朝鮮半島に起源があるとされ、池も大壁建物とともに朝鮮半島から渡来した豪族が造ったとみられる。
同町教委は、オンドルの火のたき口と池が約2メートルしか離れていないことから、池から水をくんで炊事をした可能性があるとみている。一方、「生活用の水をくむための池なら、石で飾る必要はない」として「観賞用の池ではないか。飛鳥京の庭園造成の技術につながる」とみる専門家もいる。
(時事通信) - 9月14日18時1分更新