★阿修羅♪ > 地域9 > 206.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20050829200027&cid=main
国土交通省は二十九日、二〇〇六(平成十八)年度政府予算案に対する概算要求を発表した。川辺川ダム(球磨郡相良村)の本体工事関連の予算計上は三年連続で見送る。
農水省による国営川辺川土地改良事業の新利水計画の策定作業が難航。それに伴い、川辺川ダム建設自体の事業計画の方針が明確にできていないことから、来年度当初も本体着工できないと判断した。
ただ、川辺川ダム完成後に水没する球磨郡五木村の生活再建対策は「最優先課題」と位置付け、頭地代替地の前面盛り土や頭地大橋の架橋などの事業費は本年度に引き続き確保するとしている。
今年は概算要求に向けた作業が遅れ、ダム事業費に関する要求額は総額のみを公表。ダムごとの個別の要求額はまだ精査中という。
国直轄と独立行政法人水資源機構のダム事業費総額は、県関係の川辺川、立野(阿蘇郡南阿蘇村)、七滝(上益城郡御船町)の三ダムを含め、本年度当初比7%増の二千八百八十二億四千三百万円を要求。補助ダムは県関係の五木(球磨郡五木村)、路木(天草郡河浦町)の二ダムを含め、3%増の千百十三億七千二百万円を盛り込んだ。(亀井宏二)