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http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/13/d20050712000092.html
「五箇条の御誓文」は明治政府が新政府の基本方針を示すため公布されたもので、幕末の福井藩士で、新政府の参与を務めた由利公正が起草に参画しました。福井県が入手したのは、由利が毛筆で書いた直筆の草稿に土佐藩の福岡孝弟が修正を加えたものと福岡があらためて清書したものの2つです。これらは、今月8日から東京で開かれた古書のオークションで最低価格2000万円で出品され、福井県は古書店を通じておよそ2390万円で落札しました。12日は、福井県の西川知事が県庁で会見し、落札に至った経緯について「福井県にゆかりのある歴史的なものでタイミングを逃すと手に入りにくい。教育教材としての効果も高く、一定の金額であれば県民にも理解は得られるものと思いオークションに参加した」と述べました。福井県は、自治体がこうしたオークションで歴史的資料を入手するのは珍しいのではないかと話しており、購入費用は補正予算などで対応することにしています。入手した草稿は今後、県立図書館などに展示して一般に公開されます。
07/12 15:06