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室蘭市絵鞆町の温泉利用施設「むろらん温泉ゆらら」が24日、プレオープンし、来賓や地元住民にお披露目された。白鳥大橋たもとに完成した念願の施設。招待者らは絶好のロケーションを楽しみながら”一番風呂”を浴び、完成を祝った。27日午前10時にグランドオープンし、営業を開始する。
同施設は、室蘭市が平成10年から電磁探査、ボーリング調査を行い泉源を確認した。民間民営による温泉事業を目指して昨年6月に事業者を公募、室蘭開発と藤川建設の地元2社に決まり、両社が出資した建設・運営会社「共栄」(小沢友爾郎社長)が8月から工事を進めてきた。
プレオープンは午前10時半から行政、経済関係者や工事関係者、市民団体などの来賓ら約100人、午後2時から地元5町会を通じた周辺住民ら約300人を初湯招待した。
午前の祝賀会で、小沢社長は「周囲の景観は昼夜を問わず、湯上がりの皆さんを堪能させてくれると思います。多くの人にやすらぎの場を提供し、利用していただけるよう努力していきたい」とあいさつした。
室蘭市の寺島孝征助役は、市が長年にわたって温泉開発を検討してきた経過を振り返り「温泉施設が具体化し、実現できたのは民間の力とスピードのおかげ」と感謝し、「この地域の観光やにぎわいを統合する核となる施設が生まれた。訪問される方々の楽しみが最大限に向上する」と期待を込めた。
同施設は鉄骨2階建て、延べ床面積は約1500平方メートル。約90台の駐車場を完備。湯浴施設は内風呂、露天風呂、サウナ、家族風呂など。休憩スペースは1階、2階で合計約150人を収容する。
泉源は、1100メートルの深さで泉温43・6度、湧出が毎分35リットルの弱アルカリ性高張性高温泉。適応症は神経痛、筋肉痛、五十肩、慢性皮膚病、疲労回復、冷え性など。
27日のグランドオープンは、午前10時にオープニングセレモニーを行い、小沢社長、新宮正志室蘭市長、地元町会や幼稚園児らがテープカットする。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/topi/topi.htm#01