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強制連行:
韓国人遺族が室蘭で遺骨と対面 北海道
第二次大戦中に北海道室蘭市の日本製鉄輪西製鉄所(現・新日鉄室蘭製鉄所)に強制的に徴用され、1945年7月に米軍の艦砲射撃で死亡した朝鮮半島出身者2人の韓国人遺族が23日、遺骨が安置されている同市の光昭寺(橋本昭道住職)を訪れ、60年ぶりの対面を果たした。遺族は「生きたまま本人を返してほしい」と涙ながらに訴えた。
訪れたのは、鄭英得(チョンヨンドゥク)=日本名、松田芳夫=さんの姉、姫業(ヒオプ)さん(73)と、李廷基(イジョンギ))=同、朝本廷基=さんの弟、天吉(チョンギル)さん(72)ら7人。
木箱に納められた遺骨を前に、遺族は「お兄さん」と声を上げて涙を流した。日本に強制連行された時、2人はともに15歳だったといい、姫業さんは「当時何をし、どんな生活をしていたのか知りたい。補償より本人を返してほしい」と話した。追悼法要の後、遺族は当時の高炉跡を訪れた。
24日に市職員などから艦砲射撃の様子を聞き、25日に帰国する。「気持ちは連れて帰りたい」としながらも、日本政府に事実関係の解明を求めるため、遺骨は当面引き取らないという。
「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」の殿平善彦・共同代表は「遺骨は日本の責任ある人間が遺族に直接届けるべきだ。(強制連行の)責任を明らかにしてから帰ってもらいたい」と話した。
【大谷津統一】
毎日新聞 2005年5月24日 2時10分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050524k0000m040153000c.html