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http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/topi/topi.htm#03
元タクシー運転手の松原清孝さん(50)=室蘭市中島町=が、車いす利用者や要介護者を対象とした「一般乗用車旅客自動車運送事業」(患者等輸送限定)を始める。同事業は車いす利用者などの移動をサポートする、いわゆる「福祉タクシー」。近年、介護事業所が取得し始めている事業資格だが、室蘭では初めての取得。個人事業としては胆振日高管内でも初という。介護保険の対象外となる買い物時や病院間の移動をサポートする。
きっかけは身近なところから。母親が車いす利用者で「移動時の苦労は痛いほど知っていた」という。室蘭市内のタクシー会社勤務時もサポートを必要とする人を数多く見てきた。平成15年の10月で会社を辞め、申請手続きや事業開始に向けて準備を進めてきた。ヘルパーと居宅介護従業者の2級資格も取得。今月10日に、道運輸局の許可が下りた。
開業に向けワゴン車を購入。車いすの乗り降りを可能にする電動式リフトやストレッチャー固定器も取り付けた。輪西町1・35・5に事務所も設け、準備は万端。
対象とするのは車いす利用者のほか、肢体不自由、精神障害など単独での移動が困難な人とその付添人。営業エリアは室蘭、伊達、登別。社名はシンプルに「室蘭福祉タクシー」とした。松原さんは「室蘭は山坂が特に多い。利用者をサポートしていきたい」と語る。
初乗り490円(1・4キロ)で、1分55秒もしくは318メートルごとに90円を加算する。道運輸局が定める自動認可運賃の中、最も低料金に設定した。電話での利用のみで、当面は1人で営業。料金メーターを取り付けた後、今月末には営業を開始する。
松原さんは「車いす利用者や要介護者の利便性を高めたい」と事業にまい進する。問い合わせは「室蘭福祉タクシー」(電話0143・45局1588番)へ。