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(回答先: 東北地方におけるサキグロタマツメタによる アサリの食害とその対策 投稿者 へなちょこ 日時 2005 年 5 月 10 日 11:42:10)
潮干狩り:外来貝にアサリ食われ相次ぎ中止 宮城・松島湾
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050409k0000m040150000c.html
宮城県の松島湾周辺で、アサリの稚貝が外来種の巻き貝「サキグロタマツメタ貝」に食べ尽くされて壊滅状態になり、沿岸の潮干狩り場がオープンできない事態に陥った。同県塩釜市の浦戸諸島でも同様の被害で出て、29日に予定していた潮干狩りのイベントを中止した。事態を深刻に受け止めた県は10日から、松島湾の浜辺の調査に乗り出すことを決めた。
松島湾を含む県中央部の沿岸は、東日本有数の潮干狩り場。通常、3月下旬から4月上旬に解禁となり、アサリを主にしたイベントが各地で開かれる。
サキグロタマツメタ貝の生息は数年前から確認されていたが、昨年、漁協などが放流したアサリの稚貝を食べ尽くし、壊滅状態になる被害が表面化した。昨年は東名浜海岸(東松島市)の潮干狩りが6日間で中止となり、今年も再開できない状況だ。
昨シーズン中、各漁協は▽一般客がサキグロ貝を8個採取したらジュース1本と交換▽潮干狩り好きのボランティアに参加を募って駆除▽組合員が総出で卵のかたまりを取り除く−−など対策をとったが効果がなかった。今年、イベント中止を決めた浦戸漁協によると、試験掘りをした結果、アサリがほとんど出てこなかったという。
県水産研究開発センターの酒井敬一主任研究員は「これ以上の被害を食い止めるために、全体の生息状況を把握したい」と話している。【小平百恵】
■ことば(サキグロタマツメタ貝) 全長5センチ程度の巻貝。特殊な溶液をはいて二枚貝の貝殻に穴を開け、捕食する。国内では九州にいた程度で、東北には生息していなかった。養殖場に放流する外国産アサリの稚貝に混じって繁殖した可能性が高く「干潟のブラックバス」と呼ばれる。
毎日新聞 2005年4月9日 3時00分