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アルコール抜きで雑談することには慣れていないが、インターネット上の雑談ならば仕方ない。このところムシャクシャして落ち着かないのは、どうやらマスメディアの異常なほどの「小泉びいき」のせいらしい。衆院が解散したら急にひどくなったが、なぜこんなことになったのだろうか。心ある記者のメディア内部の情報を期待しているが、いまだそれらしい内密情報は飛び込んでこない。
小泉はブッシュに勝るとも劣らないペテン師である。郵政民営化で彼が語っている数々の嘘っぱち―官から民ヘ資金が流れるとか、公務員の削減になるとか、財政圧縮になるとか―こういったデタラメに、メディアはなぜ黙っているのか。知らないわけはない。まじめな専門家や評論家、たとえば森永卓郎とか醍醐聡とか、西尾幹二さえも指摘している分かりやすい事実だからだ。庶民は騙されても、本来メディアが騙されたらジャーナリストの沽券に関わるはずである。
小泉はあと1年で退場する。テレビ討論で、「私が総理の座にいる限り、郵政民営化をやり抜く」と言った。つまりその後はどうでもいいということだ。自分の名声しか考えない。だから今は嘘でも欺瞞でも言いたい放題。恐らく法案を成立させて、テキサスの牧場で抱き合ったブッシュの喜ぶ顔を見ることが彼の生き甲斐なのだ。そんな無責任な法案を通したら後々えらいことになるに決まっている。そもそも、国民に選ばれた構成員からなる参議院で否決されたから、今度は国民に聞いてみるなんて、これほど参議院議員をコケにした話はない。参議院議員よりも小泉ファンのミーハーおばさんや茶髪青年の方が法案に対する理解力があると言っているわけだ。それともかつて紅衛兵騒動を起した独裁者、毛沢東を真似ているつもりだろうか。
新聞記者よ、今からでも遅くはない。突っ込むべし!アメリカの大手メディアが、イラクの大量破壊兵器について大統領は嘘をついたと書いたように、「小泉首相の民営化論には大きな嘘がある」と見出しに書くだけでよいのだ。選挙中だから、個人攻撃は選挙法違反になると?法に触れるのは覚悟の上ではなかったか。だからこそ新聞は「第4権力」なのである。