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(回答先: 相手を取り込んで、それを同化してしまうというのが、実は日本人の十八番なのであるが・・。 投稿者 デラシネ 日時 2005 年 8 月 27 日 22:19:00)
>デラシネさん どうもです。
実は、今回のデラシネさんのご意見については「真意を計りかねている」のですが、おそらく、Kへ「もう少し、視点を広げたら」という提案なのだろうと思います。
Kの主観ですが、デラシネさんの視点にも「欠け落ちている部分」があります。
それは、日本の現状という部分です。国民世論が「郵政民営化」に傾いている要因の一つが、現在の庶民生活や労働者の労働環境の「出口の見えない閉塞感」という部分があるとKが主張しても現在海外在住のデラシネさんには理解できないだろうと思います。
少し前まではKにも想像できなかったのですが、現在の日本では「月100時間クラスのサービス残業」が半ば常識化しているという部分があります。
国際化という面において、日本の個人主義は欧米諸国のそれとは「大きな格差」があります。これは個人の考え方であり、同じ日本人間でも大きく違うのですが、「日本には企業に忠誠を尽くす」というサムライの血が流れているのです。
この点は、日本人であっても「海外生活を経験してしまっただけ」で「落ちて忘れ去られる憑き物」なのでしょうが、それだけに「進歩的な合理主義の人には理解できない事情」になってしまう面もあるわけです。
Kの考えでは「ここを無視したら、日本の労働者は過労死するまで頑張ってしまう」と考えています。ですから、国際市場に参入する前に「働き過ぎをやめさせる法規制」が絶対に必要と思っています。
ただ、この点はデラシネさんには正確には理解できないだろう。とも思っています。Kだって友人が自殺するまでは「それほどにまで悪い状況だとは思ってもいませんでした。」
日本人ですぐ近くにいて、同じ趣味を持っている友人であり、恒常的に愚痴を言い合う仲であっても「その人の直面している実際の状況」というのは計りきれないのです。
友人が「小泉氏を殺しても飽き足らない」くらいの主張をしていても、Kにも「郵便局の仕事は厳しいとしても、自殺するほどではない」という甘い認識があった訳です。
で、先日、聞いた話では「窓口に並んでいるお客さんが切れることがなかった」と言う状況で一人で頑張っていた。と言う事です。郵便局の仕事はスーパーのレジではないですし、銀行のように受付と処理が分離もしていませんし、複雑で煩瑣な作業なのだそうですが、そこで、相談する人もいないとなると、これは想像を絶する状況としか思えません。
既に自殺者が続出している状況の郵政公社を更に効率化するという政策は、日本の労働者は「過労死しても良い」という企業論理を表す政策です。
これを認めるくらいなら、日本を捨てた方がマシなのだろうと思いますし、「日本で生きようとする限りは反対するしかない」と思っています。