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(回答先: しん生 一代 投稿者 生成発展プログラム 日時 2005 年 8 月 23 日 18:28:41)
もしかしたら、カンペキに同じだったりして(爆)
へたすると、学校で同級生だったりして(爆)
われわれの年代の人間同士が酒飲んだりすると、決まって出てくる2つの話題があるそうです。
それは、子供の頃人気があったアニメの話題と、給食の「くじらの竜田揚げ」「揚げパン」の話題だそうな(爆)
生成さんは子供の頃、よい先生に恵まれたようですなあ・・。
小生は小中学校通して、ついぞ良い教師に恵まれませんでした。
高校時代にたった一人という情けなさです。
もっとも、たった一人でも「恩師」と呼べる教師がいただけ幸せか。
そういや高田さん、ステージではよく寝ちゃいましたね。
ファンは、彼の寝顔を見てるだけでも満足でした。
彼は、その存在じたいが音楽だった。
加川良 「下宿屋」
京都の秋の夕暮れは コートなしでは寒いくらいで
丘の上の下宿屋は いつも震えていました
僕は誰かの笑い顔が 見られることより
うつむき加減の彼を みつけたかったんです
ひもじい気持ちもあまりに寒いせいか 感じなかったようです
ただ畳の上で寝転びたかったんです
やさしすぎる 話の巧すぎる彼らのなかにいるより
薄汚いカーテンの向こうの 裸電球の下に座りたかったんです
彼はいつも誰かと そして何かを待っていた様子で
ガラス戸が震えるだけでも はい? って返事をしてました
その歯切れのいい言葉は あの部屋の中にいつまでも残っていたし
暗闇でなにかを待ち続けていた姿に 彼の唄をみたんです
湯のみ茶碗にお湯をいっぱい入れてくれて
「そこの角砂糖でも齧ったら?」 って言ってくれました
その時 「ありがとう」と答えて うつむいたのは
胸が痛み出したことと 僕自身の後ろめたさと
乾ききったギターの音が 彼の生活で そして
湿気のなかにただひとつ ラーメンの香ばしさが 唄ってたみたいです
無精髭の中から ため息が少し聴こえたんですが
僕にはそれが 唄のように聴こえたんです
一杯呑み屋を出て行くあんたに むなしい気持ちがわかるなら
汚れた手のひら返してみたって しかたないことさ
あせって走ることはないよ 待ち疲れてみることさ
ため息ついても 聴こえはしないよ
それが 唄なんだ
僕が歩こうとする道には いつも彼の影が写ってたみたいです
小さな影でしたが 誰だってその中に入り込めたんです
それから彼の親父が酔いどれ詩人だったことを知り
いま僕がこうしているから 彼こそ本当の詩人なのだと言い切れるのです
新しいお湯がしゅんしゅん鳴ったとき ラーメンを作ってくれて
そしてウッデイやジャックを聴かしてくれたんです
それから僕が 岩井さんやシバくんと会えたのも すべてこの部屋だったし
すべて僕には唄だったんです
何がいいとか悪いとか そんなことじゃないんです
たぶん僕は 死ぬまで彼になりきれないでしょうから
ただその歯がゆさのなかで 僕は信じるんです
唄わないことが一番 いいんだといえる彼を
一杯呑み屋を出て行くあんたに むなしい気持ちがわかるなら
汚れた手のひら返してみたって しかたないことさ
あせって走ることはないよ 待ち疲れてみることさ
ため息ついても聴こえはしないよ それが唄なんだ
作詞:加川良 『親愛なるQに捧ぐ』(1972)所収
http://plaza.rakuten.co.jp/durhum/diary/200504170000/