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(回答先: 蘇生する合の手(馬場さまへ) 投稿者 ぷち熟女 日時 2005 年 8 月 20 日 19:37:48)
ぷち妹の前の手紙に,
> 文章を読ませていただいていると馬場さまは都会派みたいですが、
> 農村に住むと宮沢賢治化されて
> それもまたよろしくないか、などと勝手に想像したりしております。
とあって,私はそれにはぐらかした応答を返しましたが,一つおもしろいページを
見つけたので,メモしておきましょう.これは上の方で↑染川瀝青さんが紹介され
た【「通読一編唯苦笑するのみ」幸徳秋水『兆民先生』 その他】
http://www.asyura2.com/0505/idletalk14/msg/592.html の「筆者」のホームペー
ジです.「〜を読んで苦笑しました」というのはあっしらさんの口癖なので,もしかし
たらこのリンクはあっしらさんの書いたものではないかと思ったのですが,外れま
した.この記事はかなり長いものですが読み応えがあります.確かに中江兆民と
いう人は感性的にかなり私に近いようです.もちろんスケールから言っても比較
にならないことは重々承知していますが...
【畑に家を建てるまで】 http://www.ne.jp/asahi/kaze/kaze/index.htm
このホームページのオーナーは今や80歳が目前という方ですが,「晴耕雨読」生
活の大ベテランなので,もしそちら方面への志向があるのならとても参考になると
思います.話し相手のいない雨の日などには打って付けかもしれません.教科書
的な読み方をしてもアナーキズムと老荘思想には通底するものがあるという理解
は一般的なものであると思いますが,この方はそれをかなり強く意識されているよ
うで,次のように述懐されています.
> 結婚後、私は自らを「老子的アナーキスト」と自称するようになったが、私の言うアナーキズムとは「待ちの思想」を体系化したものにほかならなかった。テロに走るアナーキストは我慢の足りない突出グループで、本来のアナーキストは専制政治から民主政治へ、戦争から平和へと歩んできたた人類史の流れを信頼して、待ちの姿勢に徹する。妄動しないのである。
> 無支配共存の理想社会を実現するのは、社会的な革命などではなく、個人の意識革命なのである。人間の意識は、じれったいほど緩慢ではあるけれど、確実に進歩している。
> 私は漠然とあと四、五百年もすれば何とかなるのではないかと考えていたが、最近の国内情勢・世界情勢をみると、理想社会の実現には数千年の時間が必要らしくもある。いや、数万年かかるかもしれないし、「永久革命」を必要とするかも知れない。しかし、いずれは何とかなる──これが私の「信仰」なのである。
これはある種の「待機主義」ですが,それも「究極の待機主義」と呼ばれるべきもの
でしょう.私自身はTAOを一行も読んでいませんが,「TAOをまんま生きている」と
いう自己認識はあります.私は「仙人」である※という自覚がありますし,無為自然
(無理をしない)というのは私の日常の作法です.但し,ある種のドライブが掛かっ
ていますので,浮き草のように漂っているつもりもありません.
※どこかに書いたような気がしますが,私はすでに20歳のときに「あなたは仙人だ」
という太鼓判を押されています.「スー」と名乗る女の子(当時女子高生)でしたが...