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愚民党さん、暑いにゃ。
猫ば観察すてると、やつら、この暑いのに毛皮着て汗もかかずになんすて平気なんだべや、って、つとばかすい、密着取材すてみますた。結論だすが、暑熱対策はエネルギーの消費ば極力抑えることみてだ。じっとすて動かねんだ。んだからまんず食わねえ。暑いから水はようぐ飲むけんども、せいぜい猫砂の入ったトイレさしょんべん垂れるくれのこっで、くその量が目立って減った。この生活の知恵には驚くばかりだす。
人間は暑さに負けてらんねっつてどっつか言うと、暴飲暴食さ走る。昼休み板ば見ればわがる。んで逆に脱水症状さかかってはあ、水ばがぶがぶ飲む。んで胃を壊し、心臓さ負担ばかける。今は高校野球でも夏の大会ば水ばのめのめゆうが、むがすは水は飲むなってゆってたす。人間の緊急に必要なの対策は愚民党さんのゆう水風呂でねかな?
だども、人間も自然の摂理さに従えば、夏は猫の知恵でわがるとおり、哺乳動物は何もせんのが一番ええんだ。ヨーロッパではヴァッケーションってあんべすた。町ごと人が居ねぐなんだ。それが農業さも適用されてきたのが日本の農本主義だべ。農閑期って、夏は家でゴロゴロすてても稲は勝手に育ったんだ、むがすは。草取りは朝夕の涼しいときでえがったんでねかな(こりゃ推量ですたい、おらも野良から離れて幾久しい)。手作業だすいそれほど広く田んぼば持ってたわけでもあんめすな。そのうち農業も商品経済の影響ば受けるから冬は現金収入ば得るのに大変だども。こら明治の愚だにゃ。
ところでこのところおら日本は夜明け前だにゃってつくづく感じてる。
一人の自民党代議士の自死がどっだらどでかい影響ば政界さ与えたか。上部構造のみの問題にあらず、ってなとこさんっぐかもな。なんとならば郵政民営化さ賛成するってのは労働者の目玉から見れば郵政労働者8万人の首ば切り落とすこった。農業は疲弊すてる中でだよ。とっくのむがすにアメリカさ城ば明け渡してんだから(まんず農業の自由化、そすて金融の自由化、ハゲタカのエサだ)、解雇された人たちの行き先がねえんだ。むがすの士族と一緒で、仕事がねえ。やがて食糧戦略ば食らうど。飢饉のときにわがる。食料自給率なんて、パーセンテージははあ、農林省の役人が都合のええように鉛筆なめて作るんだ。飢饉さなったらジョンイル様に援助ば請うても今みでぐ冷たぐすてっと知らんふりさるっびゃ。中国からもおんなず仕打ちば食らうべにゃ。やっぱすい、こっだら不安ば現実のものさ近づけてんのが特権階級とすての、アメリカ帝国の小泉将軍およびこの利権さ群がる政治家や武士(官僚)だべか。
いまや日本農業ば主体とする村単位の行政なんてねごなってはあ、わげわがんね地名がどんどん造作されてんだども、こりゃ守旧派の歴史の抹殺策動だ。地名にはそれなりのいわくがあんだよ、風土記ってあんべすた。当初はヤマト政権の支配のために編纂されたんだろうども、その長――――い地名の歴史は、人名と一緒で民の歴史なんだ。文献が消失すたとすても、村々、字ごとに寺があって人別帳があって、ふんで、鎮守の森があって、人々が歴史ば刻んできたっつのに、いったい日本人の精神史、生活史、抵抗史ば抹消するっていかなる意味合いがあんだ?
答えはひとつ、愚民党さんのゆう怨念ば恐れてっからよう。
あんてこたねえ、おらは土浦さ1年ほど、おやずの転勤の関係で住んでいたんだ。三河島事故もこんときあって、事故の翌日おら学校さ遅刻すた。
常磐線っつう柄の格別悪かった国電の時代だ。行商のおばはんたつがかごばかついで電車ん中で猥談すてんだ。行きも帰りも出会ってた。おら山形から出てきたばっかすだったんで、ダッペ言葉の下品さに、山形弁の優秀さ・きれいさ、やわらかささいささか誇りばもってただ。べえべえ言葉の中でも山形が京都弁なら茨城は大阪の下品さばもってるようさ感じてただよ。「んだかっすー」なんてすらりと鼻さ抜ける言葉があんとも上品だべ。それが「んだかへ」だかんね、「うえの」は「ういの」だかんね(岩瀬地方で特に顕著)。なんかおらばかにされたようで、差別するわけじゃねんだどもな。通勤電車だども、野菜ば入れたカゴは三人分ぐれ占領すてた。おばはんこれでも平気だったで、これが茨城のおなごの心意気。なぜか東歌ば彷彿させんだにゃ。水戸のご老公の賜物だっぺ。
チバラキ県地域の言葉は語気が強い、こもりがちにしゃべるけど、実は荒い。その基盤は質実剛健さにあると思う。なんせ気性が激しいんだ、女でも、おらのおふくろが九州の女は気が強い、って山形で言われてたども(おふくろはようぐ山形の女性と喧嘩すてた、大体勝ってたな)茨城さきたら「茨詭弁は汚い言葉だねえ」って圧倒され負けてた。畑の真ん中でおばはんばモンペば下げて座りションベンすてる、ケツ出しながらおらを振り向いて見て笑ってる、ま、おおらかで平気なんだ。おらは中学生だったんで恥ずかしくて赤面すた、ふんでも関心はあった、んだから盗み見た、今告白すんだども。
土浦さ居たときはようぐ筑波山さ上った、ここはほれ天狗党の挙兵の場所だべす。
水戸幕末争乱(天狗党の乱)
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/mitogaku/s02.html
水戸天狗党の悲劇
http://homepage3.nifty.com/numa/historio/tengu-to.html
天狗党の動きは、「夜明け前」さも詳しい。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/1505_14586.html
第一部下の九章の四から十一章の三まで、天狗党の軍記と木曾の平田派との交流が描かれてるだよ。幕府軍さ追われて西下すてんのに、途中の各藩の防衛網ば打ち破りつつ進軍するとこはなんとも小気味がええなっす。なんせ地元の民衆は自分たちの藩から焼き討ちなんぞの仕打ちば食らってる。
天狗党と信州
http://www1.ocn.ne.jp/~oomi/tokusyu4.htm
また、中津川では滞在は短いけんども歓迎された。
中津川中山道歴史資料館
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/museum/tabibito/index.ht
例の佐倉の国立歴史民族博物館の館長が中津川の市岡文書ば解読すてる。
北陸での天狗党の処遇は以下
天狗党悲劇の越前行 大野から敦賀まで8日間の行軍
http://homepage1.nifty.com/saizou/tengu1.htm
大野藩、西谷に放火領民の怒り後生まで
http://homepage1.nifty.com/saizou/tengu2.htm
池田では村民に好印象
http://homepage1.nifty.com/saizou/tengu3.htm
木の芽峠越え敦賀の新保へ
http://homepage1.nifty.com/saizou/tengu4.htm
幕府苛烈 353人もを処刑
http://homepage1.nifty.com/saizou/tengu5.htm
ふんでなんすて北陸では民衆から好感ばもたれたか、っつうテーマば考えれば、ほれだよ、ほれ、一向一揆ってあったべさ。北陸さんぐと、大変な歴史が埋まってんだ、すかもあんますよぐは評価されてねんだども、北陸の農民は越前ではなんだかんだゆっても百年ぐれは勢力ば誇り、年貢も払わねときもあった、ただすい、(総帥たる)蓮如上人がこれば非難すてる。蓮如とて宗教上の権力ば握れば世俗の民・百姓ば弾圧すてんだかんね。ネットさいろいろ出てるとこでこれから本でも買って勉強すんべ。
加賀一向一揆
http://rokuro.at.infoseek.co.jp/
加賀の一向一揆
http://www.tabiken.com/history/doc/D/D086L200.HTM
本願寺家 と本願寺 顕如 (光佐) と「一向一揆」
http://kamurai.itspy.com/nobunaga/honganzi.htm
ま、天狗党ばおっかけるとこっだら歴史さぶちあたる。直接一向一揆と関係つくわけじゃねども、高い理想ばもってたちあがったってことは、草莽決起さ通じてるっつこったにゃ。
つまり日本人の民衆さによる農本主義革命が百年間は続いたって思ってるだよ。信長や家康さによってすべて壊滅されたども、怨念が残ってる。これから勉強だにゃ。
ふんでおらつくづく思うだが、議会ってなんだべや?おらにとっては現代の不思議だ。兵庫県知事選は投票率33パーセントだ。ほれでもまだ議会さしがみつくべきか?このことさは日本の政党は一切「過激」っつて封印すてるだが、民権家の植木枝盛先生の憲法草案の意味ばもう一度考える必要があんべな。