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(回答先: Re: 馬場さん、デラシネさんが海外在中だとすれば7−8時間早い場合もある。 投稿者 Ama 日時 2005 年 8 月 02 日 23:50:20)
Amaさん,こんにちは.私は探偵ではないし,探偵になるつもりもありません.
探偵にだけはなるなというのは母の戒めであり,それに背くことはできません.
私の母は厳しい人でしたが,特に強く戒められた2つについては今も鮮明
に覚えています.一つは「探偵にだけはなってはならぬ」であり,もう一つは
「ヤクザにだけはなってはならぬ」です.私は小学生のころですが,下校時
図書室から借り出した本を歩きながら読むくらい本の虫だった時代があり,
中でも江戸川乱歩の少年探偵団シリーズは怖いながらも,貪るように読み
耽りました.小林少年に憧れて探偵七つ道具を自作するとか,色々試みた
のですが,ついに入り口の門柱に白墨で「○○私立探偵事務所」と掲げる
までにエスカレートし,それが母に見つかってこっぴどく叱られました.
母の怒りはものすごく強烈なもので,子どもが白墨で書いた悪戯書きとい
う行為の他愛のなさに比べるとあまりに非対称でしたので,子ども心に何
か非常に割り切れない理不尽なものを感じたのですが.今になってみると
このことの意味がよく分かります.おそらく母親は(多分私の母に限らず)
ある種の予知能力のようなものを持っていて,遠い何十年も先に子どもの
身の上に起こるべき禍禍しい事態を察知し,まざまざとイメージしたのだと.
次兄に(お控えなすって〜から始まる例の)ヤクザの仁義の切り方の手ほ
どきを受けて,下の兄弟たちと一緒に練習しているところを見つかったとき
にも手ひどく叱られましたねー.次兄に教わったとは自白しなかったような
気もしますが,なぜか兄の方はお咎めなしでした.兄はかなり屈折した人
生を送って最近亡くなりましたが,中・高時代は生徒会長を務めるような文
武両道に秀でた模範生というのが私のイメージです.あるとき,地元系直
営の居酒屋で兄と中学時代同級だったという組構成員の一人から兄には
私たち兄弟の知らない側面があったことを知り愕然としました.それによる
と彼は,いじめであれケンカであれ,腕組をしながら周りで見ていて,「ヤレ
ヤレ」とけしかけるような存在だったというのです.
こんなわけで私は探偵類似行為に及ぶことを強く自戒しているのですが...