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王道でしょうね。
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投稿者 デラシネ 日時 2005 年 7 月 29 日 05:51:48: uiUTTMWMO8Vq6
 

(回答先: 的確な政治批評に根ざしていない、社会運動は、脆くて危険なものだから(自分が、政治批評に力を注いできた理由) 投稿者 乃依 日時 2005 年 7 月 28 日 11:47:08)

>的確な政治批評に根ざしている社会運動
>法規的整合性

乃依さんは、純粋な方です。
王道を通って行かれようとされている。

それについては「無駄な努力であろう」というのが、小生の考えです。
だが、ここでは今のところ、あなたへの批判は控えておきます。

>デラシネさんを見ている限り、まずは議論板などでの、社会問題の議論に顔を出してみて、
>基礎を学ばれた方がいいのではないかと、思うのです。

若干の誤解があるようです。
小生は、(たぶん)乃依さんの想像されていることに関心が向いている訳ではありません。

社会問題といったときに、概ねそれは“日本社会における社会問題”を意味しているのだろうと思います。
また日本の外において起こった出来事も、その出来事がどう日本社会に影響するかといったところに収斂する。
(ここまでボーダーレスとなってしまった時代に、内と外を明確に分けて考えるのも愚かなことですが・・。)

小生は、長く海外におります。
今後とも、また最終的に日本で死ぬ確率すらも殆どありません。
物理的に、日本社会を変革していこうというムーブメントに関われる立場におりませんし、その情熱も関心もない。
それはともかく・・。

正直いってしまうと、例えば小生は“陰謀論”の内容にすら興味は無い。
興味が無いという意味は、個々の陰謀説に対して正しいとか間違っているかといったアナロジーや、蓋然性があるとかないとかといったようなことに興味が無いという意味です。
(有害であることはもちろんです。)

むしろ、“現象としての陰謀論”に興味は向きます。

現象が、人を動かす。
翻弄する、と言い換えてもかまわない。

現象が、あるよこしまな人々によって企画されたことであり、またそれによって、人々が彼らの意図したように動揺し、不安に憑かれ、恐れを、怒りを増大させてゆく。

“愛と恐れ”という対極にあるものの存在こそが、小生の思想が立脚するところのものです。

現象に対して、どうありたいか。
それは、われわれの選択にかかっている。
愛を選択するのか、恐れを選択するのか。

残念ながら、多くは恐れを選択している。
よこしまな人々は、ある企画をもった現象を引き起こすことにより、人々が“恐れ”を選択するであろうことを熟知している。
そして、恐れはまた新たな恐れとして現象し、疑心の暗鬼は再生産され、世の隅々まで跋扈する。

陰謀論は、こういったよこしまな人々によって企画された通りに、一般の多くの人々が“踊らされている”現象でしょう。
また彼らの中に、扇動家がいることも間違いありません。
陰謀論が、常にある特定集団とか、特定民族に対する人々の嫌悪の感情を増大させる方向に企画されていることが、その証明です。

人々が恐れに囚われているあいだ、その足元は浮いているのです。
ですから、簡単に誘導されてしまう。
建物の中で火事が発生し、煙が充満してきてパニックに陥っている人々を、「出口はこっちだ」と誘導するのと似ている。
この場合は出口にではなく、新たな混迷にね。

よこしまな企画に対し、愛を選択して対処するとはどういうことか。
そうすることによって、世界はわれわれは、どう変わってゆくのか。

わからなかったら、聞いてください。
興味がなかったら、ほっといたらいい。

だが、あなたに何者かと決めつけられるほど、小生は小生自身を単純だと思ってはおりません。

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