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バカがひとりで死ぬまで山の中で生きているのならどんな罪もない。
しかしそのときは「バカ」であることじたいが無意味であろう。
ひとりだけならバカも賢いもないのである。
これがデカイ顔をして社会のなかで生きているから問題なのである。
バカが困るのは話がまったく通じないからである。
自分が正しいと思いこんだら、もうハタが何をいっても無駄である。
恥のない者に「恥知らず」といっても意味がないこととおなじである。
したがってバカの罪状以下のごとし(冒頭のバカと多少重複するが)
@ バカはやかましい
静かなバカという言い方は形容矛盾である。
単純に声がでかくてうるさい。
ほとんど例外なくやかましく、おまけに頭にポッと浮かんだことはかならず主張するのである。
戦後教育が自分の考えをはっきりといいなさい、と教えこんだものだから、「こんなこといったらバカと思われないだろうか」という自己懐疑の歯止めがなくなる。
ついでにいっておくと、バカはじっとしていない。つねにウロウロしている。
A バカは群れて力をもつ
バカは群れるから一層やかましくなる。
基本的には、それぞれのバカなのだが、だれもがひとりでは淋しいものだから、バカはバカを呼ぶのである。
バカの盛り上がりは、まさに「バカが幸福になると手がつけられない」状態となる。
どうだ、バカで悪かったな、という僻みもあるのか。
あるいは、どうだ、バカだとこんなに楽しいゾ、ということを見せたいのか。
旅先の宴会でのバカ騒ぎを見よ。
「バカは高いところに登りたがる」というが、「とかくバカは群れたがる」。
ちなみに「バカは風邪をひかない」というのはうそ。
バカの大足もうそ(一回、いわれたことがある)
B バカは恥を知らない
バカの罪は連動している。
彼らは恥を知らず、恥知らずだということも知らない。
自分は正しいと疑わないし、まちがいだとわかっても絶対に訂正も謝罪もしない。
眼鏡をかけ(関係ないか)、いつもモノ静かな口調を崩さず、笑うときもフッと口元を綻ばせるだけの、理知的な容貌の東大教授であっても、自分が窮地に陥ると屁理屈を言い立てて言い逃れる。
自分の議論の非を認めることの恥よりも、それを言い繕うことの恥を軽く見ていることにおいて、恥知らずである。
C バカは自分の頭で考えない
常識には、知識の常識とルールの常識がある。
常識的知識を知らなくても、それは個人の問題だから他人の知ったことではない。
こういうバカは時に可愛いが、バカはバカである。
なかには常識的ルールを敢えて守らないバカがいる。
かと思うと守りすぎるバカもいる。
「ルール」の意味を自分でじっくり考えてみるべきである。
なんでもかんでも「どうしたらいいか」と他人に聞くものがいる。
自分で考えれば判断つく問題なのに考えない。
自分でしたくないだけである。
自分の頭で考えないものは、自分でなにもしたがらないヤツである。
D バカには話が通じない
バカは自分が正しいと思っているから、なにをいっても話しにならない。
聞く耳をもっていないのである。
そのバカに「正しい」という観念だけは宿っているのが不思議である。
自分の非を衝かれることを極端に恐れている(だから、ほんとうをいえば、自分が正しいという自信の中には、大いなる不安がある。もしくは、まったく自信がない)
この種のバカは天然バカではなく、自分バカである。
E バカは自分がバカだとは夢にも思わない
これも上と連動。
「おれってバカかな」とせっかくいい疑問が浮かんだのに、「ま、バカでもいいか」と問いから逃げるバカには救いがない。
「たしかにバカなところはあるが、この程度のバカならまだいいか」という惜しい結論をだすバカには少し救いがある。
ほんとうのバカは「おれってバカかな」という疑問がまったく浮かばず、したがってこういうバカは治る契機が一生ない。 つねに口先だけである。
F バカは自分から一ミリも外にでない
自分は世間に一〇〇メートルもしゃしゃりでているくせに、どんなところに行こうと、まただれと接触しようとも、自分からは一ミリもでていないのである。
つまり自分のことしか頭にないのである。したがって、その自分に一ミリも入り込ませない。
さしずめ電車の中で、周囲にわざわざ聞かせるために大声で携帯をかけているバカがその典型である、といえようか。
「もうキミは明日から生きないでいいから、そのまま家に帰って首吊って死になさい」といいたい。
G バカはいやらしい
この手のバカには学歴バカが多い。
バカのなかでは手が込んでいる高級バカである。
口では民主的なことをいう。
もっともらしい立派なこともいう。
学歴なんて意味ないよ、いまどき男だ女だなんて、などと平等主義者のごとくふるまう。
外国人労働者をもっと入国許可して日本人は混血が進めばいいんだ、などと無責任なことをいう。
そのくせ自分の家の隣には金輪際来てもらいたくないのである。
H バカは横に倣う
たけしの「赤信号みんなで渡ればこわくない」って、いかにも日本人が喜びそうで、バカな標語だな。つねに横一線。
前を走っているヤツを「ご苦労だねぇ」と揶揄し、遅れているヤツに対しては優越感をもって眺める。
自分ひとりではなにもできなくておなじバカを味方につけようとするが、ほかのバカに見限られると、そいつらをバカ呼ばわりしだす。
バカだねぇ、おまえだけなんだよ、いつまでもバカにとどまっているのは。