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(回答先: 考察者Kさん、この貴方の投稿が発端になっていると私は考えております。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 6 月 27 日 19:25:20)
>ワヤクチャさん どうもです。
少しKの考えをまとめて示しておきましょう。
Kは「君が代反対」という思想はあっても良いだろうと思います。当初から書いているのですが「思想の自由」は認めるべきでしょうし、それに対しKが干渉しようとは思いません。
その上で、今行われている「君が代反対運動の手法」は間違っていると反対の意志を明確に示しています。
何故、反対するのか?
理由は簡単です。現在の手法は「百害あって、一利くらいしか無い」からです。
君が代反対運動が行われる事による効果はおおよそですが下記です。
1 本人は「変人」とか「赤」とかのレッテルを貼られる。
2 本人には処分がされる事もある。
3 卒業式などにおいては生徒は「人生に一度の卒業式で、あの先生は祝福してくれなかった」と言うような感情を多くの生徒が持つ可能性が高い
4 父兄などの参加者も、多くの人が「厭な雰囲気」を感じる可能性が高い。
5 同僚の多くの善良な教師も「同調できない、自分の弱さ」とか「式が混乱する事態」など感情的には様々だろうが、ともかく、悪い印象を持つ可能性が高い
6 管理職等の責任のある立場の人は、人柄や思想に関わらず、責任を問われるので、迷惑と感じる人が多い。
7 実際に処分などが行われれば、その裁判闘争に費やされる手間、費用は相当になるだろうし、その上で勝てるかどうか不明である。
少し考えただけで、マイナスの要素は幾らでも出てくる感じだが、プラスの要素は・・・
8 思想集団もくしは、行動者が体制に反抗したことに自己満足を感じる。
と言うくらいだろうと思う。戦争反対、靖国反対、天皇反対などの援助の意味も、皆無とは言えないかもしれないが、限りなく、ゼロに近く、多数派形成と言う意味合いに置いてはマイナスの要因の方が、圧倒的に高いと判断できるだろう。
Kはワヤクチャさんが「憑き物に憑かれている」と書き、「しかし、悪い憑き物とは限らない」と書いている。
「君が代」「天皇」「戦争」などへの反対論自体は方向性としては概ね正しいのだろうとKは思う。しかし、実際に行動を起こすことが「有効か?意味がないか?」を見極めないで「ともかく行動」的な指向性が「憑き物を、落とさねばならない憑き物に変える」
人間なんてみんな憑き物に憑かれている。Kだって憑かれている。だからこそ、ここでこんな文章を書いているのだろうと思う。
「思想」「信念」「真理」「正義」・・・全ては「憑き物の一種である」
それが、変な方向性に走ろうとしなければ、無理に落とす必要はないとも思う。
しかし、そんな事を言っていては、永遠の平行線かもしれないので書いておきましょう。
ワヤクチャさんには「国家は絶対悪」「思想弾圧は絶対悪」「天皇制度は絶対悪」「マスコミは嘘しか書かない」「金持ちは全て悪人」「労働者は全て善」「方法論の見直しは全て運動の後退」「共産党は絶対の正義」と言うような、自分の主観における「好き、嫌い」が「正義、悪」にデジタル分類されるという思考停止の憑き物に憑かれている。
少し、考えてみれば、国家だって「体制維持、領土保持の次くらいに国民を大切にしようとはしている」侵略戦争は許される事では無いが「国民を飢え死にさせない」為にあえて植民地を求めたという面も、少しはあるだろう。
「国土を守るための戦争が許されない」のなら「思想集団を維持する武力闘争だって許されない」
「国土」が「思想」、「国民」が「庶民、労働者」に変わったからと言って、戦いを求めれば、一番被害を受けるのは「組織の末端構成員」である事は同じである。
Kは君が代反対運動を「組織構成員に犠牲を強いる運動」だと主張している。
仮に、半ば強制でなく、構成員が自ら進んで行っているのだとしても、それは思想集団の洗脳という背景がある。マスコミの洗脳よりは、思想集団の洗脳の方が、深い効果があるのは「カルトの愚行」によっても明らかである。洗脳は小集団の方が強烈な効果がある。
少なくとも「自分を含め、回りの人の多くが、迷惑とか困惑とか、差別心と言うような、負の感情を持つような運動は止めるべきだろう」と思う。
今行われている「君が代反対運動」は「回りに不幸を振りまくだけで、誰も幸福にならない」という狂気の運動だろうと思う。